音楽好きの今の話と昔の話

普段目についた音楽について何となく語ります。

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最近の若い奴らときたら、、メロディックな話

いくつになっても若い頃好きだったものは変わらない。カッコいいと感じた音楽も同様で、時代に合わないとか古臭い、もうオワコンと言われてもやっぱり聞きたい。今回はメロディックなパンクの話。

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メロディックなパンクと言えば、メロコア、ポップパンク等を指すと考えられる。まず、そもそもメロコアとは何か?メロディック・ハードコアの略であるということは少し音楽詳しいぜ、という方はご存知であろう。メロコアという使い方は、日本独自とも言われていることは付け加えておきたい。しかし、メロディック・ハードコアの音楽的定義となればかなり幅広く曖昧である。1980年代から起こったこの音楽ムーブメント。いわゆるEpitaphやFATのレーベルがあがってきそうだが、音楽性は多様であるためバンド別に見ていきたい。具体的なバンド名を挙げるならばBad ReligionやNOFXを代表格とするだろうか。

パンクロックの部類に入るが、このメロディック・ハードコアとは名の通りハードコアを源流とする、と言われている。

前述のとおりメロコアとは日本だけの呼び方とも言われるが、その日本で言うメロコアはどちらかというとポップパンク寄りなイメージが強い。その代表的なバンドはBlink-182、Green Day、The Offspringなどが挙げられる。疾走感溢れるメロディや演奏で、前述のメロディック・ハードコアに比べると大衆ウケしているバンドが多く、聞きやすいためか商業的にも成功しているケースをよく見る。

過去の記事でも少しピックアップしたことがあるが、このあたりの話も今後またじっくりと話してみたい。さて、話を本筋に戻していきたい。日本のメロコアの筆頭と言えばやはりHi-STANDARDだろう。

 

ANGRY FIST

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  • TOY'S FACTORY
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1990年代の中ごろから日本もこのバンドが牽引するかのように日本でもメロコアブームが起こった。インディーズというジャンルの認知度がこの時代すこしずつ高まり、ついにこのバンドの登場により一旦ピークを迎える。

 

MESSAGE

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そう、MONGOL800の登場である。過去の記事でも紹介したが、このバンドはインディーズながら2ndアルバムを200万枚以上を売り上げた。少し音楽的にはもともとのメロディック・ハードコアやポップパンクとは異なる。ジャンル分けというものは不毛であるが、あえて言うならJ-pop寄りな少しポピュラーな感じになってきた。それはジャンルの多様性という意味では必然的に起こることであるが、少し寂しいと感じた方もいただろう。

冒頭のとおり、昨今「メロコア」は終わったコンテンツと言われることもあり、往年のバンドがフェスでそのシーンを守り続けている印象がある。もちろん時代の変化があるため、その流れに合わせて少しずつ音楽性も変化しているのは事実だ。とは言え、やはり2000年前後の盛り上がり、そしてあの疾走感たっぷりの演奏と比べるのは酷だが、最近の若いやつらときたら、、と思っている40代から50代の皆さん。2023年の夏も終わりに近づいた今日この頃、最近もしっかり良いメロコアバンドが日本各地にいるのだ。ここまで前置きが長かったが、今回の本編はここからである。

「メロコアは無いがある」。意味がわからないかと思うが、私なりの見解を述べたいと思う。メロコアという言葉はHi-STANDARDが広めたと言っても間違いないと考えられる。そのハイスタはDIYスタイル、つまりはインディーズスタイルとしてのポリシーがあり、それがカッコよかった。その流れで何となく「メロコア」=「インディーズ」となっていたように感じる。しかし、ヒップホップやアコギ弾き語りなど様々な音楽がインディーズとしてリリースされるようになって来た。それと同時にジャンル分けの必要性も失われてきたように感じる。つまり「メロコア」と言う言葉は埋もれてしまっただけで、音楽としては十分残っている。現代ではメロディック・パンクと呼ぶのがわかりやすいようだ。そんな私が気になるメロディック・パンクバンドを紹介していきたい。

まずは「TOYSNAIL」。千葉のスリーピースバンド。疾走感あふれるメロディはメロコアファンたちの心をしっかりとくすぐってくれる。

 

Dreamer

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  • TOYSNAIL
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「Never stop believing」という曲はどこかHawaiianなシックス的な音がする。疾走感たっぷりのドッタドタタを聞きたければ、夏の終わりも近づいてきたけど「Our summer」なんていいだろう。

続いては以前記事にしたこともある名古屋の「LEGAL RUSH」。9月にミニアルバムがリリースされるということもあり、勢いのあるバンド。今作「MAGIC HOUR」のトレイラーを紹介しておく。レジェンドバンドBANANA BOATをオマージュした過去作品の記事も併せてどうぞ。

※[追記部分]残念ながら2023年暮れに解散してしまった。素晴らしい音楽をありがとう。

 

MAGIC HOUR

MAGIC HOUR

  • アーティスト:LEGAL RUSH
  • インディーズ・メーカー
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大阪にもメロディックパンクバンドはたくさんいるが、AIRFLIPの本格的なパフォーマンスは度肝を抜かれる。まずは「Mayday」をどうぞ。

 

Mayday

Mayday

  • TRIAD/FULL20
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大阪にもこんなオシャレでカッコいいバンドはいる。blink系、SUM系とも取れる圧巻のパフォーマンス「PUSH YOURSELF」。

さらに西へ行く。福岡最速スリーピースメロディックパンクバンド「FROM ME.」。福岡最速を冠する彼らはスピード重視。走るの早い奴がヒーローなのは若者の特権である。初っ端からハイトーンボイスで全力疾走な「START」を聞いてもらいたい。

と、簡単ではあるが紹介させてもらった。まだまだこのシーンは熱いし、これからも次々と新しいバンドが登場してくることだろう。とは言えおじさんは古いのが忘れられない。PiGGiESやTHE WIMPY'Sが好きだがメロコアとは少し違う。またいつかラモーンパンクやバブルガムなパンクの話も集めてやりたい。とりあえず、最後は私の好みのメロコアを1曲。Hawaiian6も捨てがたいが、やっぱりB-DASHだ。これぞメロコアな曲「Race Problem 」をご一聴。

 

Freedom

Freedom

  • アーティスト:B-DASH
  • Limited Records
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