１日に閉幕する「札幌国際芸術祭２０１７」のクロージングイベント「音楽＆アート解放区～大風呂敷を、広げて、たたんで」が３０日、札幌市東区のモエレ沼公園で開かれた。モエレ山のすそ野から山頂に向かって敷かれたカラフルな大風呂敷の上で様々なパフォーマンスが繰り広げられ、芸術祭のフィナーレを飾った。 芸術監督を務めた音楽家の大友良英さんや、俳優の「のん（本名・能年玲奈）」さんらによるライブもあり、のんさんが「タイムマシンにおねがい」などを歌って大きな拍手を浴びた。大風呂敷の上では公募で参加した市民が音楽演奏や舞踏、大道芸などで盛り上げた。大友さんは芸術祭を振り返り、「“市民でつくる芸術祭”という新しい扉は開くことができたと思う。ここでまかれた種が１０年後、２０年後に必ず花開くと確信している」と話した。 「大風呂敷プロジェクト」は、東日本大震災の原発事故後、福島のイベントで放射線対策も兼ね会場に敷かれ