日本人にはほぼその意識はない。 西洋人にはあるか？　が微妙。どっちかといえばある。 ただ、現実、国家なり未来を作為するということの権限において、大衆の意思は疎外される。現実的には代議制なりの形を取る。 しかし、作為の契機から見た場合、代議制はあくまで、代用的なものになる。 参考⇒極東ブログ: [書評]スイス探訪（国松孝次） 作為の直接性は、フラタニティによると見てよいのではないかな。 そういうフラタニティ原理を確立できないところに、日本の問題があるか？　微妙。 中国人社会の場合は、華僑街の本質が「幇（パン）」であり、一種のフラタニティ原理としてあらわれる。余談だが、中国では国民党も幇起源をもち、共産党もそこゆらいするし、実質は幇の原理で動いている。 ただし、幇の場合は、友愛が作為的であるより、より犠牲化した家族的性関係になるので、儀礼にどうしても性儀式が入り込む。 このあたり、日本人は性儀

あまりよい参照ではないけど⇒教養教育「伝統社会と近代社会」補足 ２．近代社会の特徴は「作為の契機」をもつ点にある 作為の契機とは、人が、意思、意図、目標、目的をもって行動するところにある。社会の構成は人々が作為をもって行動する、その動機によって、内的、意味的に解明が可能である。目的をもった行為の結果には「責任」がつきまとう。よい結果にはよい責任（物的・象徴的な報酬）が、悪い結果には悪い責任（同じく罰）。近代社会では、人々は作為の契機をもち、そのことによって責任をも引き受ける。 ３．伝統とは、行為の起源を忘れる、理由を忘れる、目的を忘れることである（再説） 伝統とは（ありとあらゆる意味で）事実が行為の根拠（規範）に転化する社会である（既述）。近代社会は規範的である（なんという逆説！）。 「規範的である」とは、事実が現在や未来を拘束することではない。その逆に、（いまだ存在しない）目標が現在や未

レーザーを使った演奏手法 サンプラーや電子音などによる効果音を多用した独特の作風を持つ、フランスを代表するシンセサイザー奏者。幼少の頃より対位法、ハーモニー、フーガといった音楽理論を学ぶ。父親は『アラビアのロレンス』などの映画音楽で知られる作曲家モーリス・ジャール。組曲形式で一枚のアルバムをなす作品が多い。 1948年にフランスのリヨンで生まれる。パリ国立音楽学校を卒業後、既成の音楽の概念を越えて、日常生活に存在するあらゆる音を含み込んで行こうという実験グループ「グループ・ドゥ・ルシェルシュ・ミュジカール（Groupe de Recherches Musicales）」に参加。同時に電子音楽への興味を持つ。更に自分の目指す音楽とインド、アフリカのピグミー、南米のアマゾンの民族音楽との間に共通性を発見、現代音楽の殆んどが抽象的なものばかりで、そこには真の芸術品が持つべき感情、繊細さが欠如して