買いものを前とうしろのかごに満載した自転車を押して、坂道をのぼって帰ってくると、けっこう体中がポッポとしてくる日でした。でも、それも陽かげに入ったり、3時を過ぎるとすーっと急にあたりが冷え冷えとしてきます。 うちに入って、急いで用意したお昼ごはんはこんなのでした。 4,5日前から、またベランダの手すりにのっけて干しておいた白菜、きゅっと縮んでいますけど、これが今の季節にしかできない味つけの名人です。 内臓を抜いて、下ごしらえだけしておいた白イカが、フリーザーにありました。これを食べやすい大きさに切って、ゲソもいっしょに、みりん、しょうゆとお酒で下味をつけておきます。 鍋にサラダオイルを入れて熱し、ショウガのうす切り、種をぬいたとうがらしを入れて香りを出します。そこへ、イカをつけ汁ごと入れます。 干し白菜は、さっと水洗いしてから、適当な大きさに切ってイカの入った鍋に加え、全体を混ぜて、からめ

前回のサーモンと聖護院かぶらに、hummingbird-juneさんがコメントして下さっていましたけど、どこかからとびっきりの食材ををいただいたときに、ちょうどぴったりのレシピに出会うことってあるものですね。 いつもの本やさんに、ちょっと寄って、またウー・ウェンさんのご本を見つけて、いそいそと帰ってきた今日のことです。 このあいだのサバが、まだまるまる一本残っていたのを、どうしようかな、と考えていたところに、農園のご常連の奥さまで毎年キムチを上手にお漬けになる方が、おいしそうなできたてのキムチを持ってきて下さいました。 さて、と買ってきたばかりの本を開いて、今夜のごはんは‥とめくったページに、ありました。「さばのキムチ煮」。こんなのを天の助けと言わずしてなんといいましょう。 さっそく、鍋に酒、みりん、しょうゆ、ごま油、それに水を入れて火にかけ、煮立ったらサバの切り身を並べます。しばらく煮て

スモークサーモン名人のぷーままさんが、とつておきのレシピをていねいに解説して下さっています。ご丹精のサーモンを使った、ホワイトクリームシチュー、これは今の季節にぴったりで、ぜひトライしなくては。 残念ながら、バターと生クリームを使った小麦粉ベースのホワイトソースは、うちでは無条件には作れないので、例によって、ここでソースにひと工夫。じゃがいもと、聖護院かぶらを使うことにしました。 聖護院かぶらは、皮ごとスライスして、バターを入れたお湯で柔らかくなるまで煮ます。これを、ミキサーにかけてなめらかになったのを漉します。 ネギはぶつ切り、とりガラスープで煮ておきます。 スモークサーモンは、ネギと同じ大きさになるくらいにさいころ状に切っておきます。 じゃがいもは皮のまま茹でて、皮をむき、大きめの角切りに。 かぶらを煮たスープの中に、サーモンを入れ、ネギも汁ごと、角切りのじゃがいもも入れます。 仕上げ

きのう、タイ料理の組み合わせで、エビのお料理といっしょに作るつもりでいたのですけど、ちょっと重くなるので見合わせて、きょうに持ち越したグリーンカレーです。 またまた大根の登場で、恐れ入ります。なにしろお向かいの農園からいただくのが、陽気のせいかどれもこれも片手では持てない大きさの大根なので。 もともとのレシピでは、トリ手羽とトウガンのカレーになっているのですけど、この際、大根に活躍してもらいます。 きょう使ったのは、半干しの丸大根です。カブほどきめ細かくはないですけど、長大根よりはソフトです。これを、外がわを厚めに切りとって(これはまた、別に使います)大きく乱切りにして茹でておきます。 鍋にサラダ油を入れて、グリーンカレーペーストを炒め、そこにココナッツミルクを加えて、沸き上がったらトリ手羽中を入れて炒め、火が通ったところに、丸大根とシメジ、赤ピーマンを加えて、炒めます。 さらにココナッツ

「養殖なんやけど」と魚やさんが持ってこられた、りっぱな活けの車えびを前に、またひと思案。「やっぱ、刺身かなあ、それか焼くとか‥」うちがお刺身を敬遠ぎみなので、魚やさんまで悩ませてしまいます。 えびは、見た目もハデだし、お客さま料理にはいい材料なのですけど、これだけではなかなかボリュームが出ないのが、頭のいたいところです。海老フライにしてしまっては、このきれいな色が見えないし‥ タイ料理の本に、「あっさり蒸し」というタイトルで、こんなのを見つけました。エビと春雨で、かさもあるご馳走になりそうです。 春雨を水につけて戻しておいて、まず合わせ調味料を作ります。 オイスターソース、シーユーカオ、シーユーダム、シーズニングソース、それにナンプラー‥とタイ料理の調味料が総動員。それに砂糖、水、牛乳少々、サラダ油を混ぜて、ボウルに入れ、そこへ豚肉とエビ、もどした春雨を加えて、手でもむように味をなじませま

ナンクロって、ご存じですか? 物事を知らないのにかけては、人後に落ちない私ですから、知らなかったのは当たりまえなのですけど、そんなばーさんのブログが「ナンクロ」っていうものになってしまいました。 世界文化社さんの、その名も「ナンクロ」という月刊誌です。きょう、１９日発売の3月号。 ひと月くらい前に、「ナンクロにしてもいいですか」というお問い合わせをいただいて、「はいはい、どうぞ」とご返事したものの、どんなことになるのか正直、見当もつきませんでした。 発売日のきょう、買ってきました。へーえ、こんなの。なんだかおもしろそう。 こういうパズル誌って、表紙の感じで見ても、てっきりヤング向けだと思ってましたら、編集者さんのご説明では、「中高年」がターゲットなんだそうですね。手をつけてみて分りましたけど、たしかに、これはボキャブラリーをたくさん知っているほうが、強いです。その点では、「中高年向け」はう

山菜そばが食べたくて作りました。 冷蔵庫を見ると山芋もあったので、とろろもトッピング。山菜とろろそばにしてみました。 食べたかったものをいただく。しかも材料がすべて揃った時、これって至福の時ですよね～♪ 麺つゆは、薄めるタイプを使用しましたが、原液のままかけてワサビを解かし入れ、大葉も散らして。 何気ない簡単なものだけれど、本当においしかったです！ 夫婦揃っておそばの気分だったので、旦那も大喜びでした。 ↓　いつも応援ありがとうございます♪ クリックしていただけると、励みになります♪

一年前には、「夜明けのポテトスープ」なんていうような時間に、あわてて朝食をとって飛び出していたのが、やはり1時間ほどは朝食が遅くなって、もうすっかり明けてきた景色を見ながらになります。 東に標高500mていどの山並が続くところから、朝日が顔を出すので、視界の西側にある竹薮の先っぽだけに日があたって、輝いて見えます。若いころ、しばらく滞在させてもらった白馬山麓で見た、五竜遠見のモルゲンロートを思い出します。 こんな朝食のテーブルに、sesentaががちゃがちゃと音をさせながら、ホーローのセットを出してきました。なんだか白っぽくて、寒そうに見えますけど、これにできたてのスープを注ぐと、お皿が持てないほど熱くなって、冬の朝の気分になります。 起き抜けからバタバタとしていて、あまり大した用意もできなかったので、じゃがいものマッシュにたらのフレークを混ぜたのと、これは市販のパン。(甘いエンドウの入っ

土曜日のお魚やさんの冷蔵車に、きれいな「子持ちイカ」がたくさん並んでいました。スマートな体つきに、ひし形のひれがついて、今はたくさん卵を抱いてる、このヤリイカ、冬の風物詩です。 煮ものには、どうしても及び腰になってしまう私ですけど、これはやっぱりセオリーどおりにちゃんと煮なくては、イカに対しても申しわけがたちません。 といっても、特別なことをするわけではなく、まずお鍋に、お酒とみりんを煮切ったところへ砂糖少々と醤油を入れ、その中にまるごとのイカとショウガ、唐辛子を入れて、煮るだけ。少しじっくり煮ている間に、イカ自身の色で、煮汁が濃い色に染まってきます。 イカが煮えたら、お皿にとって、皮をむいて別に茹でておいた里芋と、4日ばかり風干ししてあったいちょう切りの大根をやはり茹でて、鍋に残った煮汁に入れ、からめて煮ます。 調味料は、いつもどおりうんと控えめなのですけど、イカから出た色で、おいしそう

お正月用のお肉が、牛と豚と、ハンパに残っていたので、あわせてミートボールを作りました。長尾智子さんのレシピでは、「中近東ミートボール」となっています。ところどころ私流になっているのはご勘弁いただいて。 牛と豚のミンチを合わせて、クミン(粉)、コリアンダー(粉)、玉子、パン粉、薄力粉、塩、コショウ、オリーブオイルを加えて、粘りが出るまでこね、小さいボールにしてフライパンで焼きます。 ソースは、生のトマトを刻み、鍋にトマトと、みじん切りのニンニク、チリペッパー、塩、オリーブオイルを入れて火にかけ、煮つめます。 つけ合わせのスペルト小麦は、たっぷりの湯に塩少々を入れたところで30分茹でます。火をとめて、フタをして10分間むらしてからザルにあけます。 紫タマネギは、スライスして塩少々してから水をしぼり、ビネガーとハチミツを加えて混ぜます。 ヨーグルトには塩少々とオリーブ油を加えて混ぜます。 スパイ

鏡開きということで、ぜんざいを作りました。 ・・・と言っても、我が家は今年、鏡餅を飾りませんでした^^; いつもお正月は、母がついたお餅をお裾分けでもらうのですが、今年はつかなかったようで、我が家も元旦に用があり、結局鏡餅を飾らないお正月になりました^^; ・・・ということで、お餅が無かったので、ぜんざいには白玉を入れてみました。 耳たぶの硬さに練った白玉粉を沸騰したお湯で１～２分茹で、冷水でしめる、たったこれだけなのですが、おいしいですよね～♪ ぜんざいは、ル・クルーゼのお鍋でお水を足しながら、今回５時間くらい煮込んでみました。 少し小豆が割れてしまったりしましたが、甘さも丁度良いぜんざいに仕上がりました。 最近やたらと小豆が食べたい私。 至福の瞬間でした～^^; ↓　いつも応援ありがとうございます♪ クリックしていただけると、励みになります♪

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きのうの昼間はお天気がよかったので、今年はじめての外しごと。ハーブの手入れと芽の動きはじめたクリスマスローズのお世話、それに腐葉土づくりの大きな囲いができました。丸一日そんなことをしていたので、夜は二人ともばったり。ブログもお休みですみません。 ‥で、今日。 「きのうはよくガンバったから、中華のご馳走にしますね、なにがいい?」 「パースーシャンヤオ。」 「でも、あれは点心でしょ。」 「いいんだよ。あれが出てくるくらいのテーブルってのは、ほかの料理もすごいんだ。だから、当然‥」 ということで、結局ご馳走はひと品ですまないことになりました。 抜絲山薬(パースーシャンヤオ)」、つまり、ご存じの大学芋ですけど、さつまいもでなく長芋を使う、あれです。えーと、レシピはどこにあったかなー。 探し出したのは、王馬煕純さんの、昭和40年第12版というハードカバーのご本。私がまだ20代です。お料理のことなど、

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