線維筋痛症の原因ははっきりわかっておらず、痛みなどの症状は治療をしても完全には治らない場合が多いと言われています。イスラエルの研究班が、高気圧酸素治療によって実際の患者に治療効果が見られたことを報告しました。 ◆60人の女性をランダム化 研究班は、2年以上続く線維筋痛症がある女性60人を対象として、高気圧酸素治療を受けるグループと受けないグループにランダムに分けて治療を行い、高気圧酸素治療を受ける前後で症状のスコアと生活の質（QOL）のスコアに変化があるかを調べました。 ◆症状、生活の質が改善 次の結果が得られました。 どちらの群でも、高気圧酸素治療はすべての線維筋痛症の症状の有意な緩和に結び付き、生活の質が有意に改善した。 高気圧酸素治療を受けたときに、症状のスコアと生活の質のスコアが改善する効果が見られました。 線維筋痛症の治療には薬剤のほか認知行動療法などが研究されていますが、ここで

■機器で疑似体験　腹腔鏡、胃カメラ、縫合も　中高生を対象とした「外科手術体験セミナー」が１６日、伊万里市の山元記念病院で開かれた。市内外から４１人が参加し、医療機器を使って、腹腔鏡（ふくくうきょう）手術や超音波（エコー）検査、胃カメラ検査、縫合などを疑似体験した。

日本IBMは、東京大学医科学研究所と共同で、コグニティブ・コンピューティング・システムの「Watson Genomic Analytics」を活用した、新たながん研究を開始した。 日本IBMは2015年7月30日、東京大学医科学研究所（東大医科研）と共同で、「Watson Genomic Analytics（ワトソン・ジェノミック・アナリティクス）」を活用した新たながん研究を開始したと発表した。 がん細胞のゲノムには数千から数十万の遺伝子変異が蓄積し、それぞれのがん細胞の性質は変異の組み合わせによって異なっている。そのため、がん細胞のゲノムに存在する遺伝子変異を網羅的に調べることで、その腫瘍特有の遺伝子変異に適した治療方法を見つけ、患者それぞれに効果的な治療法を提供することが可能になるという。 こうした個別化医療の実現には、全ゲノム・シークエンシングから得たデータを解析するための複雑で大規