●前回の提案 日本の学校教育で知識習得型の時間を減らし、論文やディベートなど論理的思考力を育成する時間を増やすべきだ。現在はインターネットの普及で、さまざまな知識にアクセスできる。知識の量よりも知識の生かし方が求められている。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 学校教育で論理的思考力を育成する時間を増やすべきだという提案に対し、さまざまな意見をいただきました。これまでの回と比べると、賛成意見が多かったのが特徴です。ただ、賛成でも反対でも、論点は「教育現場の指導者をどう育てていくのか」ということに集中しました。 賛成を表明した山口修司さんは「知識の習得だけでは社会で役立たないことに気付かせるため、教員になる前に３年ほど就職を義務付ける」ことを提案してくれました。一方、反対でも「指導者が論理的思考力を身に着けていないと、教育現場で間違った考え方を示すことになり、かえって弊害が生じる」と教師の手腕を