日本一に輝いた巨人は５日、「アジアシリーズ２０１２」に向けて練習を再開した。６日に渡韓する。　東京ドームで約２時間、打撃練習などを行った。体調面を考慮された小笠原、谷、高橋由、内海、山口、杉内はメンバー入りしなかったが、右ひざ裏の違和感を抱える主将の阿部が、前日４日にチームに帯同することを直訴した。　阿部は「直訴させてもらった。試合に出られるか分からないけど、アジアシリーズの価値を下げないためにも参加することが大事」と意欲的だった。強行出場した３日の日本シリーズ第６戦（東京ドーム）では七回に決勝の中前適時打を放ち、日本一を呼び込んだ。代打で出番を待つことになりそうだが、原監督は「本来なら出られる状態ではない。責任感が強いから」と心意気がうれしそうだった。 （紙面から）

ＤｅＮＡが秋季キャンプ地の奄美大島入り。６日から６勤１休に加え「６禁」の地獄が待つ。 禁止されるのは（１）外出＆外食（２）球場施設内での喫煙（３）ホテル以外でのゲーム（４）運転（５）釣り（６）自転車の二人乗り。モバゲーまで制約する徹底ぶりだ。練習内容は当然ハードになる。奄美空港でのセレモニーで中畑監督は「全員ここで死ぬでしょう。島民の皆さんとコミュニケーションを取りたいけど、そんな時間はない」とあいさつした。（スポニチ）

森脇監督、東野を開幕指名「計算に入ってる」…オリックス 東京ドームを訪れた東野 巨人・東野峻投手（２６）、山本和作（かずなお）内野手（２６）と、オリックス・香月良太投手（３０）、阿南徹投手（２８）の２対２の交換トレードが成立し、５日に両球団から発表された。待望の先発補強に成功したオリックス・森脇浩司監督（５２）は早くも、東野を来季の開幕投手に指名する可能性を示唆した。 新監督の声に自然と力がこもった。この日、秋季キャンプのため高知入りした森脇監督は「（東野が）トレードで入ってきたのは、もう過去のこと。（来季の）計算に入れている」と明言。今季は１試合の登板にとどまったが、目に焼き付いているのは東野が昨季の開幕投手を務めた姿だ。自身も当時、巨人で２軍内野守備走塁コーチを務めていただけに「意気に感じた時のパフォーマンスはとても高い」と、大役を任せる可能性に言及した。 先発陣では昨季１２勝、今季６

田中、涙で日本ハムへの感謝…海外ＦＡ権行使 米大リーグ挑戦を表明した記者会見で、涙を拭う日本ハムの田中賢介内野手 日本ハムの田中賢介内野手（３１）が６日、札幌市内の球団事務所で球団と会談した後に記者会見し、海外フリーエージェント（ＦＡ）権を行使して米大リーグ入りを目指す意向を表明した。田中は、会見開始直後から目に光るものを浮かべ、日本ハムの話題になるとせきを切ったように泣いた。 ―今の心境は。   「ファイターズに１３年間お世話になって、寂しい気持ちが一番。次の目標に向かって頑張っていかないといけない思い」 ―球団に感じること。   「心の底から感謝の気持ち。有り難いくらいに、これまで引き留めていただき、最後は尊重してくれた。北海道から巣立っていく感じで行こうと思っている」 ―決意のきっかけは。   「環境を変えて自分がどれだけできるのか。勉強したい、という思い。チャンスをもらえる球団であ

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事 【プロ野球】 村田修一、独占手記　新天地の１年を振り返る 2012年11月4日 紙面から 不動のサードとして日本一に貢献した巨人の村田修一内野手（３１）が本紙に独占手記を寄せた。今季「優勝を争えるチームでプレーしたい」と９年間在籍したＤｅＮＡからフリーエージェント（ＦＡ）権を行使して巨人入り。移籍１年目で悲願の日本一に輝いた村田が、新天地での波瀾（はらん）万丈の１年を率直につづった。 昨年、横浜スタジアムで中日に胴上げを許しました。他のチームが優勝していくのは９年間見てきたけど、目の前での胴上げは経験がなかった。正直、あの輪の中に入りたいと思いました。僕には将来、指導者になりたいという夢もある。そのために勝てる野球を経験したいというのもあった。１つの球団しか知らないと、殻に閉じこもってしまうところもあるかもしれないですから