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記憶に関係する脳の神経細胞の働きを妨げる新たなたんぱく質を産業技術総合研究所などのグループが発見... 記憶に関係する脳の神経細胞の働きを妨げる新たなたんぱく質を産業技術総合研究所などのグループが発見しました。うつ病や認知症の新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。 その結果、このたんぱく質は、神経細胞が、シナプスを通じて記憶に関する情報などをやり取りをするのを妨げる働きをしていることが分かったということです。 うつ病やアルツハイマー病などの認知症の患者は、シナプスの働きが悪くなっていると見られていて、研究グループはこのたんぱく質が病気の原因と関係している可能性があるとしています。研究を行った産業技術総合研究所の小島正己チーム長は、「BDNFプロペプチドを取り除く薬が出来れば、うつ病やアルツハイマー病の新たな治療法の開発につながる可能性がある。今後、患者を治療している医師とも協力して研究をさらに進めていきたい」と話しています。
2015/06/02 リンク