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服役19回と犯罪を繰り返してきた重度の知的障害を持つ男(64)が窃盗罪などに問われた裁判の控訴審... 服役19回と犯罪を繰り返してきた重度の知的障害を持つ男(64)が窃盗罪などに問われた裁判の控訴審判決が14日、福岡高裁であった。 更生に実刑が有効かどうかが争われ、陶山博生裁判長は「障害に即した環境がなかったことが、犯行を繰り返してきた大きな要因」と指摘、「更生環境が具体的に整い、改善の効果が表れ始めている」として、懲役10月の実刑とした1審・福岡地裁判決を破棄し、懲役10月、保護観察付き執行猶予5年を言い渡した。 被告は耳が不自由で話すこともできず、弁護側は「年金を管理する家族と意思疎通が図れずに盗みを繰り返し、20年以上服役した。福祉による更生が必要」と主張していた。 被告は昨年9月に福岡市のアパートで3万円を盗んだなどとして、今年6月に実刑判決を受けた。7月に保釈された後、社会福祉法人・南高愛隣会(長崎県雲仙市)の支援を受け、更生保護施設に入所。職業訓練を受けている。
2011/12/14 リンク