学生不祥事続出の大学、背景・対策探る本出版 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

学生不祥事続出の大学、背景・対策探る本出版 : 社会 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

山形大は、２０１２年度に相次いだ学生の不祥事を受けて、背景や対策を探った「大学生の規範意識と社会...概要を表示 山形大は、２０１２年度に相次いだ学生の不祥事を受けて、背景や対策を探った「大学生の規範意識と社会性の発達」を出版した。 大学生になるまでの親の育て方や学校教育の影響にも触れており、２２日に記者会見した編著者の小倉泰憲教授は「小中学校や高校、産業界など、若手の人材育成をしている人にも役立つのでは」と話している。 昨年１０月に「学生不祥事防止検討プロジェクトチーム（ＰＴ）」がまとめた報告書を基に、ＰＴの座長を務めた小倉教授が関連の研究成果などを加筆した。 報告書は、不祥事が１２年度に集中した原因を特定できなかったが、背景については、社会のルールを守れない「規範意識の未熟さ」があると指摘していた。小倉教授はその後も、近所の人と日常会話ができない、旅行の手続きができないなど、「社会性が未熟」な学生を研究対象とした文献を調べていた。 その結果、社会性を身につけるためには、家族以外の様々な年齢や立場の