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本州最南端に位置する紀伊半島の潮岬(和歌山県串本町)。 京都大名誉教授の山元龍三郎さん(86)は、ここ... 本州最南端に位置する紀伊半島の潮岬(和歌山県串本町)。 京都大名誉教授の山元龍三郎さん(86)は、ここで本格的な研究生活のスタートを切った。敗戦から7年後の1952年。大学院生だった山元さんが、指導教授から与えられたテーマは、大気中で時折観測される「微気圧の波」という現象の解明だった。 地味なテーマにため息 コンピューターを使った気象予報や地球規模の気候の解明に関心が集まり始めた時代。地上の気圧(1気圧=約1000ヘクト・パスカル)の1万分の1という微弱な変化は、人々が関心を寄せる天候の変化とは無縁の世界だった。 余りにも地味なテーマに、「もう少し近代的な研究がしたかったなあ」と、その時はため息も出たが、教授には言い出せないまま、毎月1回潮岬へ通い、1週間ずつ滞在する生活が始まった。 現代の科学で言えば、花形分野は、再生医療、素粒子物理といったところか。こうした分野で世間の称賛を受ける研
2013/12/25 リンク