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「いったい私と仕事とどちらが大切なの?」女房族が亭主族によくする質問である。 私は、このたぐいの... 「いったい私と仕事とどちらが大切なの?」女房族が亭主族によくする質問である。 私は、このたぐいの質問を社員に対してよく試みる。我社のように毎日十時、十一時にしか帰宅できないような会社では、いずれ家庭をもてば、必ずこのての質問を受けるからだ。 もちろん、仕事が大事か家庭が大事か比較できようはずもない。だが、これは職業意識に大きな影響を及ぼす大切な問題だ。 結論から先に述べると、「家庭」と答える人間は、仕事に対して自信がないことが多い。私自身は、経営者である以上、家庭を犠牲にすることはやむを得ないと思っている。わずか従業員六百人ばかりの企業でも、家族まで含めると、その三倍、四倍の人間に対して責任があるので、家庭などとは言っておれない。 けれど、私が社員という立場に立てば、仕事と家庭とを両立させると答えるだろう。だが、我社の社員の中にも、両立させることは絶対に不可能だと考えている者もいる
2008/04/29 リンク