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「おれたちは絶滅するか?」 先日、わたしが所属する日本推理作家協会の理事会があった。わたしは奴隷待... 「おれたちは絶滅するか?」 先日、わたしが所属する日本推理作家協会の理事会があった。わたしは奴隷待遇の理事なので、当然、出席する。 最近の理事会での主なる議題は、図書館、新古書店問題ばかりだ。それだけ、実作者たちは両者の存在に脅かされている、ということになるのだが。 先日の理事会では、図書館問題に個人として積極的に取り組んでいる作家の楡周平さんを招いて、図書館問題の実体について、簡単なレクチュアをしてもらった。 で、だれもかれもが驚愕した。 もはや、書店での本の売りあげと、図書館で貸し出される本の定価合計は、ほぼ同額なのだ。簡単にいえば、だ。わたしの『ダーク・ムーン』が書店で五万部捌けたとして、それとほぼ同数の「のべ」五万冊分の『ダーク・ムーン』が図書館利用者によって読まれている、という計算になる。まあ、これは単純計算だから、実際にはずれが出るだろうけれど。 こうなってくると、もはや図書館
2013/05/01 リンク