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かるたは南蛮貿易とともにもたらされ、バクチ遊びとして流行した。語源はポルトガル語のCartaといわれる... かるたは南蛮貿易とともにもたらされ、バクチ遊びとして流行した。語源はポルトガル語のCartaといわれる。その構成は現在のトランプに近く、パオ(棍棒・こんぼう)、コップ(聖杯・せいはい)、オウル(貨幣・かへい)、エスパーダ(剣)という4種の紋標に、各々1〜9の数字札と3枚の絵札(女官、騎士、王)があり、合計48枚でセットとなる。 図版の拓影は左から1、女官、騎士、王で、カード1枚は6.4×3.5cmと小型。後世には図様も日本化するが、この48枚そろいの版木は西欧の面影をよく伝えている。同種の実物が1枚だけ滴翠(てきすい)美術館に現存し、「三池住貞次」の銘から福岡県三池地方で作られたと推定されている。後世、朱漆(しゅうるし)をかけて重箱に仕立てたもの。
2008/11/07 リンク