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しかし実は街宣行為の評価は主論点に無関係である。それは、今回の事件で問われたのが市民には問題に立... しかし実は街宣行為の評価は主論点に無関係である。それは、今回の事件で問われたのが市民には問題に立ち向かう義務があるのかという点だからだ。いま、右翼による街宣の危険性は実際にあり、それを受けると世間からのホテルの評価が低下すると仮定しよう。裁判所の命令が出た以上ホテルは開催を受け入れるべきだったと言う人は、その負担をホテルが甘受すべきだということを含意している。だが、悪いのは(という視点に立つならば)そもそも街宣をかける右翼であり、「うるさいから」という理由でその騒音の発生に誰が責任を負っているのかということを考えずにホテルの評価を低下させる世間のはずである。なぜそのツケをホテルが支払わなくてはならないのだろうか。もちろん自由かつ自発的に契約関係に入ったのだからという説明はできる(そのリスクを考慮しても引き合うと思ったんだろう?)。だが、であればその計算が間違っていた(と思った)際に、適切な
2008/02/22 リンク