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夢の田舎暮らしと現実のはざまで 山梨の自殺幇助事件(1/3ページ)2008年12月9日3時4分印刷ソーシャル... 夢の田舎暮らしと現実のはざまで 山梨の自殺幇助事件(1/3ページ)2008年12月9日3時4分印刷ソーシャルブックマーク ログハウスやとんがり屋根の住宅が立ち並んでいる、八ケ岳のふもとの高原。山梨県北杜市の小淵沢町。所々にある空き地に、「分譲中」という看板が立つ。この一角で今年5月7日、末期がんに苦しむ妻(当時55)に、夫(60)が農薬を飲ませて死なせる事件があった。 8月、夫は自殺幇助(ほうじょ)の罪で甲府地裁で懲役2年執行猶予3年の判決が確定した。夫が釈放された9月上旬、手紙を出した。まもなく「お話ししたい」と電話があった。 白塗りの壁、木造2階建ての自宅の居間。事件現場のその場所で夫は、経緯を淡々と振り返った。 プラスチック製のコップに入った透明の液体は農薬だった。「早く飲ませて」とせがむ妻。自分も死のうと夫も飲んだ。「妻からがんの痛みをとってあげられたことは、後悔していない。でも2
2008/12/12 リンク