注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
【編集委員・永井靖二】妊娠中の母親が空気中の超微小粒子を吸い込むと、直接胎児の脳へと運ばれ、細胞... 【編集委員・永井靖二】妊娠中の母親が空気中の超微小粒子を吸い込むと、直接胎児の脳へと運ばれ、細胞に異常をきたす――。こうした現象を東京理科大などの研究グループが世界で初めて動物実験で確認した。28日から名古屋市で開かれる国際シンポジウムで発表される。 超微粒子は直径1万分の1ミリ以下の大きさで空気中に浮遊しているものは「PM0・1」と呼ばれる。微粒子「PM2・5」の25分の1程度の大きさだ。 同大薬学部の武田健教授(衛生化学)、助教の梅澤雅和さんらのグループは、妊娠中のマウスに、都市屋外の7~8倍程度の濃度(1立方メートル中170マイクログラム)の微粒子が含まれるディーゼル排ガスを2週間吸入させた。生まれた子マウスを調べると、脳血管に近い細胞内に超微粒子が蓄積していた。超微粒子が多い細胞は崩壊したり、隣接する細い血管がふさがったりするなどの異常が起きていた。
2013/10/30 リンク