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【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は19日、中東の民主化運動や国際テロ組織アルカーイダの指導... 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米大統領は19日、中東の民主化運動や国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者の死亡を踏まえ、米国の包括的な中東政策についてワシントンの国務省で演説した。大統領は「過去6カ月で、中東と北アフリカは驚くべき変革を迎えた」と指摘。「米国は中東と北アフリカとともにある」と述べ、民主化を進める政権に経済支援を約束する一方、デモ弾圧を続ける政権には経済制裁など断固とした対応をとる方針を明らかにした。 オバマ大統領の中東政策に関する主要演説は、イスラム世界との融和を打ち出した2009年6月のカイロ以来。「アラブの春」を支える民衆への支持を打ち出し、イスラム世界との協調の深化を訴える内容は「第2のカイロ演説になる」(米政治専門誌ポリティコ)との見方も出ている。 大統領は演説で、ビンラーディン容疑者の死亡でアルカーイダが掲げる独自のジハード(聖戦)の思想が