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「欧州市場における重要なモデル。何とか最初にパリでお披露目したかった」 ホンダの欧州担当の高木滋... 「欧州市場における重要なモデル。何とか最初にパリでお披露目したかった」 ホンダの欧州担当の高木滋専務は来春、日米欧で発売する新型ハイブリッド専用車「インサイト」に並々ならぬ意気込みをみせる。 ハイブリッド車の覇権争いで、「プリウス」を擁するトヨタ自動車に出遅れたホンダだが、2010年代初頭に世界で年間50万台のハイブリッド車を販売する野心的な計画を打ち出した。その“先兵”を務めるのが、インサイトだ。 当初は来年1月の北米国際オートショー(デトロイト)で予定していたコンセプトカーの公開を、10月のパリ国際モーターショーに3カ月前倒しする。 その真意は、「ハイブリッドがないと達成できない」(福井威夫社長)という欧州連合(EU)の新環境規制にある。 欧州委員会は自動車が1キロメートル走行する際に排出する二酸化炭素(CO2)を現在の約160グラムから12年までに130グラムに削減する規制を導入する