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『けいおん!!』は、高校を卒業した後に楽しかったねと語られるような「美化された思い出」ではなく、今... 『けいおん!!』は、高校を卒業した後に楽しかったねと語られるような「美化された思い出」ではなく、今後そうなるであろう瞬間をキャラクターに体験させ、思い出になる出来事の瞬間=「今」を美化することなく描いていく作品だろう。アルバムを見返し(振り返り)ながら語られるような、ある種逆行的に選択された出来事の中を、キャラクターたちはそのことには無自覚で前進していく。 目線の意識から考える「大人の不在」 劇中でのエピソードは、何年後かに「装飾された思い出」になることの元ネタだ。ただ、作品内においては思い出による演出(補正)を受けていない現在進行形の出来事として描かれているので、かつて高校生だった人が自分の「装飾された思い出」と彼女たちの「今」を比べて見てしまうと、ぬるいとか甘いと感じられてしまう。恐らくそういったラッピングされた思い出から「かくあるべき」と彼女たちを規定する、所謂「大人」の目線はこの作
2010/08/31 リンク