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このたび、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)(※以下歴博)では、韓国国立中央博物館、九州国立博物館... このたび、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)(※以下歴博)では、韓国国立中央博物館、九州国立博物館と共同で、国際企画展示「加耶―古代東アジアを生きた、ある王国の歴史―」を2020年7月7日(火)~9月6日(日)に開催いたします。 加耶(かや)とは、日本列島の古墳時代と同じ頃、朝鮮半島の南部に存在した、互いに協力し、時には競い合いながら活躍した国々のことです。おおむね4~6世紀に、海上交易と鉄生産を一体として運営し、東の新羅(しらぎ)や西の百済(くだら)、海をはさんだ古代日本の倭、そして遠く中国などとも交流を重ねながら、大きな成長をとげました。しかし、百済と新羅という強国のはざまの中で、徐々に勢力が弱まり、562年には滅亡してしまいます。 今回、韓国国立中央博物館の全面的な協力のもと、加耶の墳墓から出土した金銀のアクセサリー、整美な土器、武威をしめす武器や馬具、成長の礎となった鉄、そして対外