乃木坂46は24日深夜、公式サイトを更新して、新曲「夏のFree&Easy」(7月9日発売)の初回限定盤購入者対象にした全国握手会イベント(開催日時などは未定)を、握手会から「お話し会」に変更すると発表した。
これまで全国握手会は、ミニライブと、当日握手するメンバーを選択する握手会を実施していたが、先月25日に起きたAKB握手会襲撃事件を受けての措置という。「お話し会」は、従来の握手会と同様の流れで行われ、メンバーと会話は楽しめるが、握手はできない。ミニライブは従来通り開催する。
公式サイトでは「握手を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが事情ご賢察の上、ご理解を賜りますようお願い申し上げます」と理解を求めている。
事件発生後、AKB48グループは、全国握手会と、あらかじめメンバーを指定できる個別握手会の開催を延期し、再開の見通しは立っていないが、乃木坂46は今月21日に個別握手会を開催した。AKB48関連グループの握手会としては事件後初の開催だったが、警備員増員や手荷物検査、金属探知機の導入などを徹底。メンバーは柵越しにファンと握手するなど厳戒態勢が敷かれた。
AKB48関連グループの握手会は2種類ある。21日の握手会は「個別握手会」で、今回「お話し会」に変更された「全国握手会」とはいくつかの違いがある。個別握手会はインターネットなどで参加を申し込む際、身分の確認なども合わせて行うが、全国握手会はCDに封入されている握手券を持参すれば誰でも参加できる。襲撃事件が起こったのは個別握手会ではなく、全国握手会だった。これらの点から今回、全国握手会のみ、お話し会にするという判断がされたとみられる。関係者は「今回の結果や反響、情勢の変化などを総合的に見て、今後の展開についても決めていくことになると思います」としている。