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「スウェディッシュエッグコーヒー」シリーズに続く、長い長い夜の話です。 「冬一郎」 帰り際、玄関ド... 「スウェディッシュエッグコーヒー」シリーズに続く、長い長い夜の話です。 「冬一郎」 帰り際、玄関ドアの前で、ミカさんがふと僕を振り返りました。 「電話、ありがとう。…また呼んでくれ」 ああ、やはりミカさんは優しいなと、僕の胸は再びとても温かくなりました。『次またベンが夜中にパスタを作ったら、必ず俺を呼べ』ーーそんな彼の言葉を信じて、本当に夜中に電話して家に呼び出した僕でしたが、やはり非常識だったかもしれない、あれはひょっとして彼なりの社交辞令だったのかも、と少し心配していたのです。 「ミカちゃん、またね」ベンも見送りにきて、ミカさんを軽くハグしました。ミカさんはにっこり、どこかはにかんだように笑って、 「ベン、ズィティうまかったぜ、また食わせてくれよ」と嬉しそうに言いました。 しかし、彼がドアを開けようとしたその時、後ろから来たマリさんが大声で、 「ミカエル!!待て、こら!」 と怒鳴りつけ
2020/03/18 リンク