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世の中には「確実に価値があること」があって、自分はそれを探して生きている。自分が全力投球するのは... 世の中には「確実に価値があること」があって、自分はそれを探して生きている。自分が全力投球するのは、そんな「確実に価値のあること」だけで、それが何かわからない今は何もしないのだ――。 滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を引くまでもなく、90年代的厭世観(「引きこもり」的厭世観)は肥大したロマン主義の裏返しである。自分の実力を省みず「自分が生きる意味を見つけられないのは、世界がつまらないからだ」と責任転嫁する。何が真実か、何が善いことか、何が美しいか、世界の側が決めてくれないと彼等は何もできないのだ。もちろん、「つまらない」のは不平不満を口にするだけで何もできない彼等の方であって、世界の方は今でも十二分に「おもしろい」。自称ロマン主義者たちが世界のつまらなさを嘆くのは、彼らの多くが非日常的なロマンを求めるあまり、日常の中に存在する世界の魅力を嗅ぎ取る能力を欠いてしまっているからに他ならない。彼等
2006/07/26 リンク