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「では時を描きましょう」という盆石教室の先生・永島(勝野玄瑛)の言葉とともに画面に広がるのは、盆... 「では時を描きましょう」という盆石教室の先生・永島(勝野玄瑛)の言葉とともに画面に広がるのは、盆石の白い砂が美しく形作る「月」。黒い盆の上の月が、やがて本物の月と重なり、それを見ている都子(多部未華子)が「月は同じ」と呟くことから、その場所が、彼女のいる韓国・釜山であることがわかる。 盆石が形作る「自然と人の営み」の縮景は、このドラマそのものを示している。作家・百目鬼(星野源)が「もったいなくて書けなかった」という保線員・潮(松坂桃李)のささやかな喜び。「釜山だけどかまくら」の店で立ち昇る出汁の湯気。大晦日の鎌倉・小町通りを1人歩く葉子(松たか子)が小さくクシャミをする。なんて贅沢なドラマなのだろう。宝物のような瞬間で溢れている。まるで多くの「小さな私たちの小さな営み」を電車の車窓から覗いているようだ。新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』(TBS系)を観ながら、そんなことを思っていた。