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法学の立場から国家の役割を問う新書 法の近代 権力と暴力をわかつもの (岩波新書) 作者:嘉戸 一将 岩... 法学の立場から国家の役割を問う新書 法の近代 権力と暴力をわかつもの (岩波新書) 作者:嘉戸 一将 岩波書店 Amazon 私たちはふだん法律に従って生活しているが、ではその法律、あるいは法律を執行する国家が「正統なもの」であると、どのように納得しているだろうか? いざこのように問われると、答えに詰まってしまう方も多いのではないだろうか。今回紹介する嘉戸一将『法の近代 権力と暴力をわかつもの』は、法学の立場からその問題の系譜を見ていく本だ。 本書では、先の問題は簡潔なフレーズに言い換えられる。いわく、「権力と暴力を区別するものは何か?」。あるいは、「何が国家と盗賊を区別するのか?」。 「法」の起源 主権とキリスト教 現在の社会において法律を作るのは立法機関だが、それに応じてこの問題を言い換えれば、「私たちは立法機関を通じて、意のままに法を創ることができるのか?」となる。議会制民主主義であ
2023/10/24 リンク