"「萌え」の時代から「推し」の時代へ"について - シロクマの屑籠

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"「萌え」の時代から「推し」の時代へ"について - シロクマの屑籠

オタクの"界隈"で「萌える」という言葉を見かけなくなって久しい。かわりに、「推し」という言葉を見か... オタクの"界隈"で「萌える」という言葉を見かけなくなって久しい。かわりに、「推し」という言葉を見かけるようになった。このことについてtwitterの片隅で幾つかの意見を見かけ、私も何か書き残したくなったので、先週の続きとして書いてみる。「推し」という言葉は、どちらかといえば実在アイドル方面で用いられてきた言葉だったと記憶している。アニメやギャルゲーのキャラクターに対して「萌える」という言葉が頻繁に使われていた90年代後半～00年代中盤にかけて、「推し」という言葉は"界隈"ではマイナーで、いわゆる二次元の美少女キャラクターは専ら「萌える」対象だった。「萌える」という言葉は『電車男』が流行した2005年以降はニュアンスが単純化していったけれども、もともとは多義的なニュアンスを含んだ言葉だった。「萌える」という表現がオタク達のボソボソオタク談義のなかで広がった要因のひとつに、「エロい」

オーナー p_shirokuma 「萌え」から「推し」「尊い」へと言葉が変わったなかで、界隈の作法やキャラクターとの向き合いかたが変わったのではないか、といった感覚を書きました。

2020/03/24 リンク

goldhead 「推し」には『推し武道』で描かれているような、人気投票的なシステムというものがあって、「萌え」にはなかったある種のシステムのドライさ、逆に執念のようなものがあるような気がするでもしないでもなく。

north_god 萌えるはエモいとニュアンスが似ててあくまで自分が主役だが、推しは主役の誰かに対して一歩引いた献身的な印象がある

wuzuki 「推し」は、2009年頃のAKBブームから使われるようになった印象。最近、宝塚でも「推し活」とか使われてたことがあって違和感。宝塚では「贔屓」と呼ぶ文化があるのに。

tomokixxx 女性向け特有かもしれないけど「推し」には自分と対象の間に直接的な感情が入ってないからかえって使いやすいみたいな感覚はある　推している事実のみを述べているから画面の外側のみで完結できるというか

2020/03/25 リンク

anmin7 「俺の嫁」の時点で「それはちょっと違うよね、俺はやらないな…」と思っていた。「萌え」の頃にはもう少し体感でキャラクターが近くにいたように思える。

pptppc2 対応するワードとしては「（俺の）嫁⇄推し」「萌え⇄尊い」かと。/ そも近年のアイドル系作品しかりソシャゲしかりVTuberしかり、大量のキャラがいるコンテンツが流行してるからこそ、そこに「推し」が発生するのでは

philament 自然の言葉から社会の言葉になったなと思う。「俺の嫁」は実社会のトレースだけど「推し」は新しいカテゴリー。個のエモーションの角はちょっとずつ取られている。

mohri 「推し」はたしかに言葉として侵食性があるっぽくて二次元方面とかだけでなくてジャニーズ方面も「推し」というようになってきてるような印象。出自はAKBでいいのかな……？

2021/03/22 リンク

moerrari "「萌える」という言葉…美少女キャラクターに惹かれていることや性的願望を抱いていることへの気恥ずかしさのようなニュアンスもしばしば込められていて"

2020/04/13 リンク

kappa_live “「萌える」が流行っていた時代と「推し」や「尊い」が流行っている時代では"界隈"のエモーションの取り扱いの作法も違ってきているのかな”

2020/04/01 リンク

Seiji-Amasawa 「ひとりのオタクが特定の二次元－美少女キャラクターを「推す」時、「推し」のキャラクターと一対一の関係、セカイ系的な抜き差しならなさは存在するだろうか？　たぶん、存在しないのではないかと思う」

2020/03/29 リンク

RyotaTakimoto 人が使うのには違和感おぼえないけど、自ら使うとなると「私なんかがおこがましい……」となってしまって未だ使ったことないのが「推し」。「尊い」は憧憬なのでめっちゃ言ってる。「萌え」ほど気持ち悪くない😂

2020/03/27 リンク

tempest-ats 「推し」は、気に入ったキャラを紹介する系の会話に、自然に入れやすいなとは思ってた。誰が考えたかは知らんが天才だな（笑）考えた奴には、巷でウワサの給付金が出たら半分くらい進呈する勢い。

2020/03/26 リンク

vndn 「推し」には「他者への共有」「有名になりたい人の支援」という面があるように思う。「萌え」にはそれがない。どっちが良いとか危ないとかはどうだろう。「推し」に押し付けがましさを感じることはある。

gene31415 用例「同担拒否　推ししか勝たん(ぴえん)」だと名詞だから「俺の嫁」が近いかな。「mai waifu」のようにどう英訳されるか楽しみ

ZeroFour FGOラジオのファミレス談義結界で「萌える」が出ず「推し」「エモい」が連発するのを聞いた時、この数年での自分の停滞・断絶を改めて感じた。ニュアンスは同様でもよりオープンというか、これもSNS時代なのかなと。

bluescreen 未だに自分の好きな二次元キャラに対して「推し」という言葉は使いたくないなあ。なぜか「推しカプ」っていう言い方なら受け容れられるんだけど。

オタク

twodec 推しはシェアされる存在で、推す対象が自分より一段上に居て、自分の微力さを自覚する。「俺の嫁」と言ってしまうと、もっと好きなキャラが出たとき、自らの言葉の真実味のなさに罪悪感を覚えてしまう。

Domino-R 良く知らないけどオレの娘JCが「推し」「尊い」を普通に使う。これは女子がもっぱら使った語（あるいは女子が使うことで女子化した語）なのではないかと思う。であるなら単に恋愛関係におけるジェンダー差の反映。

anus3710223 萌えは気持ち悪く感じてしまう。推しや尊いはキャラと同じ空間にいる感じがするからそれ相応の態度に留められる。クラスのアイドルを陰で「かわいいー！」ていうような感じ。

kusigahama 推しの分析に主体性が感じられないし、この文脈なら "無理" に言及すべきだろう。あの高まって溢れる心情そのものや、それを表現する需要が消えたわけでは勿論ない。今のオタクは推しの尊さに無理になるのだ。

casa1908 「萌え」って言葉が性的願望をオブラートに包み込めていたのはおそらくいたって初期の頃で、「電車男」の頃にはその機能は破綻しており、「萌え」などと口にしているのはいわゆる「オープンオタ」だけだったと思う。

bulldra “「推し」にはみんなでそのキャラクターを応援するような、一対多数のような、あるいは御神輿をワッショイするようなニュアンスが潜んでいると感じる。”

kakaku01 10年代アイドルの人気投票という名の消費行動に結びつけられた故の推す（推薦）で、そもそもアイドル文化から距離のある人間にはしっくり来ない言葉だろう。

yogasa この人、単にアニメ見なくなってアイドル音ゲー系のソシャゲやってるだけじゃないの / 私の狭い観測範囲だと、グラブルの自動ツイートぐらいなんだよな萌えキャラに使ってるの

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