「利他性の果ての自己犠牲」という呪いを乗り越えた真の勇者はポップである──『ダイの大冒険』における「勇者」という存在

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「利他性の果ての自己犠牲」という呪いを乗り越えた真の勇者はポップである──『ダイの大冒険』における「勇者」という存在

『ダイの大冒険』について考えるということは、『ドラゴンクエスト』について考えるということでもある... 『ダイの大冒険』について考えるということは、『ドラゴンクエスト』について考えるということでもある。そして同時に、「少年漫画」について考えることでもある。かつて『ドラゴンクエスト』は、RPGというゲームジャンルを日本に伝道する上で、鳥山明によるキャラクターデザインを始めとする少年漫画のさまざまな意匠や、当時黄金時代を迎えていた「週刊少年ジャンプ」というメディアの力を活用するなど、少年漫画の力を最大限活用することで社会現象を起こすほどの人気を獲得した。そんな『ドラゴンクエスト』を改めて「週刊少年ジャンプ」誌上で漫画化する。その際に、『ダイの大冒険』がお手本としたのは、前回の記事でも指摘したように少年漫画の名作の中の名作、『あしたのジョー』である。『ダイの大冒険』が当時絶大な人気を誇っていた『ドラゴンクエスト』のIPの力にあぐらをかいたような内容の漫画であったとすれば、おそらく現在にまで語

haha64 物語内でポップは明確に勇者の一人と定義づけられてる。「勇者の武器は勇気」「勇気が魂の力」「勇者は何人いてもいい」バラバラに発せられた台詞はちゃんとポップに集約する。登場人物は誰も気付いてないのがミソ。

2022/02/08 リンク

kajika0 面白かった。ポップは「順番通りじゃねえか。何がおかしい？」がトチ狂ってるけど冷静で一番好き。虚勢でもそう言うしかないって計算と、ガチでバーン戦「後」をもう見据えてるのが混在してて。

IkaMaru アバンは趣味と実益を両立するオタク。ロン・ベルクは趣味を実益より優先するオタク。ザボエラは実益最優先なのでオタクではない／超魔生物ですら「効率的に勝つための手段」扱いでロマンを込めないから一貫してる

jou2 ダイの大冒険は今もVジャンプでシリーズ続いてるのでそっちも書いてみては？って思った。この作品は過去の作品なんかではなく、今もファンブックと竜の紋章BOXとダイ好きTVで新情報モリモリ出してる現役作品だ

auxv バーンは利己でも利他でもないただ勝利の為に鬼眼王になる。鬼眼王バーンは神の作った真魔剛竜剣を折るが、皆の太陽＝利他であるダイの輝きに見とれた隙にダイの剣に切られる。魔界を太陽で照らそうとたのはバーン。

tojikoji 名文。自分がおっさんになった今はクロコダイン目線で読んでしまう。『閃光のように…』のシーンは、今はポップの凄みよりも、瞳の中で泣きながら叫ぶクロコダインに感情移入して何度読んでも泣いてしまう。

mitz_008 作者編集も頭ひねりながらストーリー描いてたんじゃないかと妄想。勇者が自己犠牲的に世界を救うのは確かにいいけど、残された者たちもそれに倣うのか？それが本当の勇者なのか？って葛藤が見えるような気がする。

2022/02/09 リンク

localnavi 【クロコダインにはもうちょっと触れておきたかった。フレイザードやザボエラといった救いようのない悪役達にももう少し言葉を費やしたかった】どうぞ、次の記事と次の次の記事で書いてください。読みます。

soyokazeZZ 初期のころはアバン1人勇者、ダイ・ポップ・マァムで3人勇者のドラクエ2へのオマージュがあったような気がする。あと、アバン師匠にダイとポップが修行するのはドラゴンボールの亀仙人と悟空、クリリンを彷彿とさせる

arrack ダイ大はポップの「勇気」が成長する物語。この辺りについてはまぞっほ（最後もいい）との絡みから結構明確に出てる/アバンの復活はハドラーの最後の描き方や弟子が師を超えたことの明確化のためには必要だった思う

timetrain アバンが後継にポップを、というのはアバンが瞳に飲まれる寸前のシーンか。／勇者が勇気を与えるものだとすると、ダイがポップに憧れるというのはなるほどなと思う構図で色々納得

yarumato “『ドラゴンクエスト』をプレイして感じるおもしろさはより強調し、疑問点や課題には解答を用意しながら作品を作っていく、地道だが知的な体力を要する作業を連載開始から徹底しているから、今読んでも面白い”

maxk1 今でもこれだけ長文で語れるのは凄いな　/フレイザードがメドローア使うとなんか消滅しそうな危うさが　自爆技として使えるかもしれないが

lady_joker 全然ピンとこない。ポップの告白は死にゆくメルルのために行った100%利他的な行為だと思う。そもそも散々勇気を発露してきたポップが、再度その有無を問い直されるあの展開がおかしくて、単なる作劇上の瑕瑾だと思う

Windfola 書き手の熱意は伝わるが、リアタイ勢的には週刊連載というライブの中で誕生したポップやアバンの人物像を予定調和的に語られても違和感しかないし、後付で意味拾い過ぎとしか。後、当時でもそう斬新ではなかったよ。

appulcord 利他的、利己的で括る話？内面のあらゆる恐怖を乗り越える勇気と呼ばれる物それこそがポップの魂の力な訳で。なぜ利他的と表現変える？印が光ったのは劣等感から自分の可能性を信じれない恐怖に打ち勝ったからでは？

shirontan 利他性の果ての自己犠牲に見せかけたダンピングをすることで自分の価値を示すってことをしてる私は一周回って利己性の極みだなーと思いました。元の話知らないから適当言いました

candy296 アバン関連の考察は納得しないけど、ポップの利己的・利他的の話は、その振り幅こそが勇気なのかと合点がいった。ダイ大について深く考えられた記事を読むのは楽しい。大人になった今、あらためて

マンガ

natutoyuuki “再び万策尽きかけた彼が選んだのはメガンテではなく自分を始めとする人間の生き方を「表現」することだった。”ここがバーンの「魂(＝生きている人間の力)で余は殺せぬぞ」のアンサーになっているのか。

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aox ダイの大冒険ってドラゴンクエストのコミカライズなんですね、そういうゲームがあるんだと思っていました ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ

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