米津玄師「さよーならまたいつか！」インタビュー｜“キレ”のエネルギー宿した「虎に翼」主題歌 - 音楽ナタリー特集・インタビュー

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米津玄師「さよーならまたいつか！」インタビュー｜“キレ”のエネルギー宿した「虎に翼」主題歌 - 音楽ナタリー特集・インタビュー

キレることが必要な気がした ──楽曲制作の取っかかりはどんな感じでしたか？朝に聴くさわやかなバラー... キレることが必要な気がした ──楽曲制作の取っかかりはどんな感じでしたか？朝に聴くさわやかなバラードが求められてもいるんだろうなと思うと同時に「『虎に翼』ってそういう話だっけ？」という思いも抱いて、ゆったりとしたテンポではないなという感じがしたんですよ。主人公の寅子がエネルギッシュにずんずんずんずん進んでいく感じがあるんで、そこから四つ打ちみたいな小気味いいテンポで作っていかなきゃいけないんじゃないかと思ったのは覚えていますね。 ──朝ドラの曲はしっとりした大らかな曲調や切ないメロディを持つバラードが多いように思います。一方で飛び抜けて明るい曲もありますが、この曲はそのどちらでもない。どういう温度感がドラマにしっくりくる感触があったんでしょうか。この曲を作るにあたっては“キレ”が必要だと思っていたんです。キレというのは「ブチギレる」とか「怒る」という、強いエネルギーを表す意味でのキレ。

ikioiamatte “そもそもなぜ男性である自分に話が来たのかも疑問だったので、制作統括の方に打ち合わせで尋ねたんですよ。女性の地位向上の物語の主題歌を歌うのが男性の自分であるのはなぜなんですか？”これが聞ける人すごいな

2024/04/12 リンク

stealthinu 凄い解像度で作品を作られてるのだなとわかるインタビューでインタビュアの人も凄い。ジェンダー感の話からの展開もよかった。

2024/04/13 リンク

tsubasanano “客観的にやると「がんばる君へエールを」みたいになる。「あなたはがんばってる、あなたは素晴らしい、私は応援してるよ」という言い方にならざるを得ない感じがした。これはすごく無責任じゃないかなと思って”

BigHopeClasic “「あなたはがんばってる、あなたは素晴らしい、私は応援してるよ」という言い方にならざるを得ない感じがした。これはすごく無責任”ここを出発点にできる米津やっぱすごいな

音楽

by-king 劇伴や主題歌の作曲者がどういう意図で曲を作ったかって解説読むの面白いんだよね。米津さんすごいロジカルだな。ロジカルって非感情的という意味じゃなく

gcyn 『主題歌を歌うのが男性の自分であるのはなぜなんですか？という話をした／この物語の女性たちからは一歩離れたところで、俯瞰の視点で普遍的な曲を作ってほしい／これはすごく無責任じゃないかなと思って』

2024/05/13 リンク

pikopikopan 読解力と言語化能力半端ないなあ。”この社会を生きていくうえでは正解なんだろうけれども、それは私にとっては地獄でしかないんだと言う。私には私の生き方があって、それを遵守したいという。”

2024/04/18 リンク

kuzumaji “あなたにとってはそれが生きやすいだろうし、それがこの社会を生きていくうえでは正解なんだろうけれども、それは私にとっては地獄でしかないんだ”

2024/04/15 リンク

netafull “そもそもなぜ男性である自分に話が来たのかも疑問だったので、制作統括の方に打ち合わせで尋ねたんですよ。女性の地位向上の物語の主題歌を歌うのが男性の自分であるのはなぜなんですか？と”

shidho PVがさ、よくわからない撮られ方してるのよね。オールアニメなら作れるとは思うけど、屋外ロケも含む撮影で、1カット撮影風の撮られ方で、しかも逆再生なのに口は普通に歌ってる。

tikuwa_ore 一つの作品に毎回これだけの思慮を巡らせるからこそ出す曲出す曲全部ヒットするのは当然で、いっそ科学的ですらある。米津さんはあらゆる分野に造詣が深いので、それが解像度の高さに繋がってるんだろな。

2024/04/14 リンク

mkotatsu 女性の話だけど売れっ子男性に頼んだというより、この人だから思い入れのある話を預けた、あると思う。主題歌出す度に界隈がざわめくし。好きなものの主題歌がこの人ならとても嬉しい、解釈を聞きたいなと思う

navix 「そもそもなぜ男性である自分に話が来たのかも疑問だったので、制作統括の方に打ち合わせで尋ねたんですよ。女性の地位向上の物語の主題歌を」。「神聖視するのも卑下するのも根っこは一緒」

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micorico ひどい感想ですが、後半の「他者性を認識した上で相手と付き合う」という話、これだからこの人の楽曲は「推しカプの主題歌！」と言われやすいのかと納得。

yojik ロジカルで繊細にドラマに寄り添うと同時にそれが普遍的に響くような曲を作る。とんでもない人だ。インタビュアーの人もうまく引き出してると思う。

syamatsumi 欧米ポリコレの波に飲まれてたらあり得なかったコラボレーションなんだなーと思うなど。男性であっても、その人が適任だとするなら臆せずアサインできる、やはり日本の創作はポリコレの先に居ると感じる。

mogmognya 誰が作ったかなんて誰も知らないけど、“確実に誰かが作ったからそこにあるわけで。「こうでありたい」「こうであってほしい」そうやって誰かが祈ったから今の社会がある。“ ここでなんでだか泣きそうになった。

raccoonhat “道端のガードレールもバス停も、誰が作ったかなんて誰も知らないけど、確実に誰かが作ったからそこにあるわけで。「こうでありたい」「こうであってほしい」そうやって誰かが祈ったから今の社会がある”

chima-3 良いインタビューでした。卑下は見下す意味もあるということを学んだ。ブコメで間違えた事書かないように自分を疑って一旦調べる癖がついてきたので勉強になります。

esbee 『自分の性質上、対象をある種のミューズのように扱う形になりそうな気がしたんですよね。でもそれは、結局“裏返し”でしかない。神聖視するのも卑下するのも根っこは一緒な気がする。』

ackey1973 そんなに詳しくないんだけどたまにこの人のインタビューとか読むと実に深く考えていて言葉を大切にしているのにいつも感銘を受ける。ダンスパフォーマンスありきのヒット曲とかとは全く異なる音楽。

runningupthathill "そうやって祈り続けて、曲ができて、演奏して、そのたびにどこか過去の自分から解放されていく感じがある" 器用な人だな、と思ってたけど器用とは完全に反対のことを止むに止まれずやってきてるんだな。すごいな。

OKP この話を引き出せるインタビュアーの力も大きいと感じる。虎に翼のOP、全く歌詞聴いてないのだけどとても印象が良い（ムービーが良いのもある）

tomono-blog 歌詞に出てくる、種田山頭火の「しぐるるやしぐるる町（山）に歩みいる」というところとか、すごい。困難があっても、淡々と立ち向かう感がよく表れている。

yarumato “主語も曲によって変わる。「私」と歌うときも「僕」も「俺」もある。一貫性を信頼していない。考えてること、周りの環境など、複合的な要因で自分は作り変わっていく。「あなたはこういう人」と限定したくない”

mukudori69 「どうあがいてもキレる必要がありますよねということを、この曲に宿すべきだと思ったんですよ。…お行儀よく、誰の気分も害さないような、優等生的に機会を待って様子を見ながら生きてきた人では決してないと思う」

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