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その時の小熊氏の話は以下の通り。なお、これは私の記憶に基づいて私の責任で記述したものである。一字... その時の小熊氏の話は以下の通り。なお、これは私の記憶に基づいて私の責任で記述したものである。一字一句そのままを書いているわけではない。 - ●『〈民主〉と〈愛国〉』について ・ 表紙は自分で2〜3案用意し、デザイナーと話し合って決めた。初版の帯も自分で書いた(最後の一行だけは新曜社の前社長の文)。 ・ 大学生には国民的歴史学運動の章が予想以上に受けた。石母田正さんかわいそう、といった声を聴いた。 ・ 思い返すに、本書を書いた動機といえそうなものは三つ。 (1)「公」についてのまともな議論を提示したかった。 (2)インドに行き、貧富の差、そんな中での知識人のあり方、ナショナリズムについて考えた経験。 (3)編集者としての経験。戦後知識人の集まりでお茶を入れていたとき、都留重人がいつも蝶ネクタイなのはなぜだろうと思ったりしたことなど。 ・ あとがきで父の話を書いたのは親孝行もあるが、父の裁判に
2008/01/19 リンク