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大化の改新から西南戦争にいたる戦いの歴史の中で生まれた首塚・胴塚・千人塚をめぐることによって「日... 大化の改新から西南戦争にいたる戦いの歴史の中で生まれた首塚・胴塚・千人塚をめぐることによって「日本人は敗者とどう向きあってきたのか」を探る野心作です。「歴史は勝者によって作られる」事を再認識しました。 本書は総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)であり、専門は民俗学、近現代東アジア民俗思想史の筆者が大化の改新から西南戦争にいたるまでの戦いの中で殺され、葬られてきた夥しい者達を祀った「首塚」「胴塚」「千人塚」―。全国660カ所以上に確認できるそれらをめぐり、検証することで日本人は「敗者」とどのようにして向き合ってきたのかを検証するものです。 本書を読みながら僕の頭の中にふと思い浮かんだのは宮崎駿監督のアニメ映画『もののけ姫』のセリフ。 ジコ坊「そりゃそうだろう。そこらを見なさい。この前来たときはここにもそれなりの村があったのだが洪水か地すべりか…さぞたくさん死んだろうに戦
2024/12/09 リンク