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小松左京セレクション 2---未来 (河出文庫) 小松 左京 東 浩紀 河出書房新社 2012-03-03 売り上げランキ... 小松左京セレクション 2---未来 (河出文庫) 小松 左京 東 浩紀 河出書房新社 2012-03-03 売り上げランキング : 54539 Amazonで詳しく見る by G-Tools 東浩紀による『小松左京セレクション』、第2巻のテーマは「未来」で、1964年のエッセイ「廃墟の空間文明」が巻頭に置かれている。第二次大戦敗戦後の日本を一切の価値が解体した「廃墟」と規定し、その徹底した無の中に未来の自由を見出すという、ニヒリズムすれすれの苦みに満ちたこの文章は、いわゆる「未来学」の脳天気なマスイメージからはかけ離れていて、むしろ小松のあの酷薄な戦争小説(第1巻に初期の名作「地には平和を」「戦争はなかった」が収録されている)と饗応するような憤怒が全編を覆っている。これは「日本」をテーマにした第1巻に収録されてもよかっただろうが、同時に「未来」をテーマにしたこの巻にもふさわしい。小松左京の
2012/07/26 リンク