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昨年末にご紹介した、ウンベルト・エーコとジャン=クロード・カリエールの共著『もうすぐ絶滅するとい... 昨年末にご紹介した、ウンベルト・エーコとジャン=クロード・カリエールの共著『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』。この本が個人的にとても気に入ったことは既に書いた通りですが、もう1つだけ引用しておきたい発想があります。 といっても1つの文章ではなく、いくつかの箇所に分散しているのですが、失礼して全て引用してしまいましょう。まずは222頁、エーコの言葉: E: 我々の問いにはたぶん一つの答えがあると思うんです。書物の一冊一冊には、時の流れのなかで、我々が加えた解釈がこびりついています。我々はシェイクスピアを、シェイクスピアが書いたようには読みません。したがって我々のシェイクスピアは、書かれた当時に読まれたシェイクスピアよりずっと豊かなんです。 次に224頁、カリエールの言葉: C: 傑作は最初から傑作なのではなく、傑作になってゆくんです。もう一つ言っておきたいのは、偉大な作品というのは、
2011/01/05 リンク