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古本屋H書房の書棚に「影山正治」の著作が纏まって並んで置いてあった。思わずそこに釘付けになった。... 古本屋H書房の書棚に「影山正治」の著作が纏まって並んで置いてあった。思わずそこに釘付けになった。その著作者の名前や、旧友S君、更にはかつて、わが郷土では右翼の大物といわれた矢吹省吾氏の名前が、次々とボクの脳裏を過ぎったからである。 終戦直後の頃ボクはまだ中学生だった。クラスメートにS君という非常に生真面目な生徒がいた。今なお、現役の農業人をやっていると聞くが…。(20年以上は遇っていないと思う)彼は、時々「ひむがし」という謄写版刷りの会報らしいチラシを、学校へ持ってきては読んでいた。何回も見せてもらった記憶がある。それは「不二歌道会」という結社の短歌会報であった。 そこに載っている、愛国の熱血溢れる影山正治の檄文が、われ等少年の心を強く打ったものである。右翼という語彙が過激派をさすことは、少年たちもうすうす気づく歳頃だった。 中学を終えて、ボクもS君も進学できなかった。S君も家庭の経済問題