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セカイ系作品はこれまで多くの批判にさらされてきたと言えるが、セカイ系を批判するときにしばしば持ち... セカイ系作品はこれまで多くの批判にさらされてきたと言えるが、セカイ系を批判するときにしばしば持ち出される言葉がある。それは「閉鎖的」というものである。「セカイ系」という言葉の定義の一部をなしている、社会的な領域の欠如という特徴が含んでいるニュアンスもそうした閉鎖性であるだろうし、「きみとぼく」というカップルの関係についても、そうした閉鎖性が指摘されることだろう。 宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』では、セカイ系が批判の対象になっているわけだが、そこでのポイントというのも、閉鎖性、閉じこもり、引きこもりである。宇野常寛のエッセイにおけるセカイ系のイメージは、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジに集中している。碇シンジは、劇場版(「Air/まごころを、君に」)での彼の行動が顕著であるように、世界が危機的な状況にあるにも関わらず、何か積極的な行動をすることもなく、引きこもる。 このような指摘に対して
2008/06/12 リンク