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あなたからの声がいつも届かないか耳を澄ます毎日、恋におちてる。 携帯電話をかざして、振ってみて、あ... あなたからの声がいつも届かないか耳を澄ます毎日、恋におちてる。 携帯電話をかざして、振ってみて、あなたの声のわずかなかけらでも降ってくれば、そのシャワーを浴びることが出来れば、とてもいいのに。ぶんぶんと振り回しても出てくるのは、天気の概況ばかり、聞き慣れた気象庁の平坦な声ばかり。 あなたの声が聞きたい。 枕の側に置いてみても、サボテンの側に置いてみても、キッチンで鼻歌の友にしてみても、さいきんもういちど引っ張り出したマフラーの中に入れてみても、ノートパソコンの側にずっと置いてあっても、聞こえるのはいつもの概況、淋しくてつい押してしまう。 べつに気象庁に恋人がいるわけではないのに。 彼との約束はこうだ。 電話をしよう、でも、そのメッセージを留守電に入れる。 けっして取らない。 とれば、一生だって話してしまう。だから、ほんの一分ばかしの留守電メッセ―ジでやりとりしようよ。 冷たいなと思った。
2010/03/24 リンク