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大杉重男氏より、「世界」2023年7月号に寄せた拙稿「「侮辱」の感覚を手放さない対位法的な詩学――大江健... 大杉重男氏より、「世界」2023年7月号に寄せた拙稿「「侮辱」の感覚を手放さない対位法的な詩学――大江健三郎『晩年様式集』」に対する批判的な視座を含んだ応答をいただいていた(批評の練習帳「「共産主義」と「民主主義」」)。 気づくのが遅れたため、反応が遅延することとなって恐縮だが、拙稿を取り上げていただいたことにまずは感謝する。大杉氏からいただいた論点につき、簡単ながら応答を試みたい。 大杉氏による批判は2点に集約される。 1:中野重治の「転向」は権力によって強制されたものであるが、大江の原発に対する態度変更は、原発の危険を自然科学的知によって看取したものであるため、「転向」と一緒にできない。 2:中野重治の「春さきの風」の背景にある1928年3月15日の大弾圧を岡和田は「民主主義への弾圧」と書いているが、それは正確ではなく、「共産党への弾圧」と書くべきではないか。 1について、大杉氏は、「
2024/12/25 リンク