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(英エコノミスト誌 2010年7月10日号) 欧州の自動車メーカーは韓国との自由貿易協定の結果を恐れてい... (英エコノミスト誌 2010年7月10日号) 欧州の自動車メーカーは韓国との自由貿易協定の結果を恐れている。 欧州連合(EU)の各国政府は今後数カ月で、韓国との自由貿易協定(FTA)を承認するかどうか決定しなければならない。 韓国とのFTAは、域外貿易を管轄するEU当局によって、EUがこれまで調印した協定の中で「最も野心的かつ完全な取り決めの1つ」だと評されている。成立すれば、ほぼすべての製品に対する輸入関税が撤廃され、サービス貿易の急激な自由化に向けた下地が作られることになる。 しかし、厳しい交渉を幾度となく繰り返して妥結に漕ぎ着けたEU・韓国FTAは、大きな議論も呼んでいる。 韓国とのFTAがEUにもたらす全般的な経済的利益はごくわずかで(欧州委員会によると、GDP=国内総生産=を最大0.08%押し上げるだけ)、韓国にとってもそれほど大きくない(同0.84%)と試算されているが、EU、