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「嫁にして下さい!」 「ゴメン、ちょっと待って」 口唇に押し当てられた柔らかく温かい感触に、思考の... 「嫁にして下さい!」 「ゴメン、ちょっと待って」 口唇に押し当てられた柔らかく温かい感触に、思考の大半を麻痺させながら辛うじて呟いたのはブレイクのコール。 コイツは新年早々チキンな発言ときたものだと、思うこと無かれ。 だって一方通行にとって、これは生涯初のヴェーゼ。ファーストチッスなのだ。 思考が麻痺してもおかしくはない。 「?」 「いや、『?』じゃねェだろォが」 至近距離で小首を傾げる佐天涙子に、イヤイヤちょっと待ちなさいよキミィとばかりにかぶりをふる一方通行。 佐天の方も佐天の方で、ファーストキスなのだ。故に、顔が真っ赤なのに、彼は気付くそぶりすら見せない。 「少し待て。自分の言った言葉をもう一回よく頭の中で反芻しろ、な?」 その言葉に、佐天はこくんと頷く。 そして、暫しの沈黙の後。 「嫁にして下さい!!」 『!』が一つ増えた。 「何故二度言った?」 「大事なことなので二度言いました。