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難しい専門用語も複雑な数値データもないのに、読むのに存外、時間が掛かった。 なぜなら、本書に書かれ... 難しい専門用語も複雑な数値データもないのに、読むのに存外、時間が掛かった。 なぜなら、本書に書かれた家庭内でのモラル・ハラスメント(以下、モラハラ)のひどさに、評者は幾度となく何とも言えない不快感に見舞われ、そのつど結婚や家庭、幸福について考えさせられたからだ。 本書の著者が結婚してから離婚調停に踏み切るまでの19年間、夫から受け続けたモラハラのごく一部を紹介しよう。 つわりで動けなくなった妻に向かって、夫は「メシも作れないなら堕ろしてしまえ!」と怒鳴った。妻が「今夜何が食べたい?」と聞けば「何でもいい!」と言い放っておきながら、意に染まないおかずが並んでいると不機嫌になり、何週間でも口をきかない。ちょっとしたことで夫はすぐ機嫌を悪くし、その気もないのに「出て行け」「離婚だ」と迫る。あまつさえ、面と向かって「死んでくれないか」と言う。要は、「何様」である。 著者は、フランスの精神科医マリー
2008/06/20 リンク