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堤未果『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』 雨宮処凛(下)[掲載]2009年2月22日■米軍への勧誘に... 堤未果『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』 雨宮処凛(下)[掲載]2009年2月22日■米軍への勧誘にみる 貧困と戦争の親和性 1月に誕生したオバマ政権は、「テロとの戦い」の主戦場をアフガニスタンと位置付け、米軍を増派する方針だという。テロとの戦い。本書は、03年のイラク戦争に「動員」された貧困層の若者たちを中心としたルポルタージュだ。 02年にアメリカで成立した「落ちこぼれゼロ法」には、「すべての高校は、生徒の親から特別な申請書が提出されないかぎり、軍のリクルーターに生徒の個人情報を渡さなければならない」とある。拒否した場合は、政府からの助成金がカットされる。生徒の携帯番号まで入手した軍は、より貧しく、未来のない若者をピンポイントで勧誘する。「一生時給5ドルのピザ屋の店員でいいのか?」と囁(ささや)きかけ、入隊すれば大学費用を軍が出すので貧困から脱出できる、軍の医療保険が家族にまで適
2009/02/26 リンク