宮城産サンマで復興支援　柴田の福祉法人、商品開発 宮城産のサンマを使って開発した新商品 障害者の作業所やグループホームを運営する宮城県柴田町の社会福祉法人「はらから福祉会」は、東日本大震災で被災した県内の漁港に水揚げされたサンマを使った新商品３点を開発し、販売を始めた。 　新商品は、内臓を取り除いたサンマ１匹を丸ごと焼いた「香りさんま　一本塩焼風」（税込み１８０円）、甘辛いたれを染み込ませた「さんまの天ぷら味付け」（１５０円）、すり身が３個入った「さんまのつみれ汁」（２５０円）。 　いずれも気仙沼や女川の各漁港で水揚げした宮城産サンマを使用。同県七ケ浜町で運営する就労支援施設「みお七ケ浜」で、障害者ら約４０人が調理や包装を手掛ける。 　同会は「マグロやカレイ、サバを加工した商品も開発している。地元食材を使って復興支援に貢献したい」と意気込む。 　商品は密封後に加熱処理しており、常温でも保存

市電延伸は留保　鹿児島市長「県方針みて検討」(08/28 16:00) 全国高校軟式野球　鹿児島工、０－１で敗退(08/28 15:07) ホワイトタイガー、猛暑続き公開延期　鹿児島市の平川動物公園(08/28 14:00) パナ日置が一部閉鎖延期　１００人雇用、期限未定(08/28 12:00) 小中とも「活用」全国下回る　全国学力テストで鹿児島県(08/28 10:30) 「焼酎ウマイネ！」　鹿屋で新任ＡＬＴ向け試飲会(08/28 09:30) イプシロン、３０日以降再挑戦　内之浦宇宙空間観測所(08/28 06:30) 14年度概算要求　奄振交付金30億円　総額は15％増、273億円(08/27 23:15) 全国高校軟式野球　鹿児島工･加納選手、大病乗り越え夢舞台(08/27 22:47) 「枕崎鰹船人めし」商標登録　「地域振興に生かす」と関係者(08/27 21:30) 霧島商議

身近な食材が、工夫次第でびっくりする一品料理へと姿を変える場合がある。 東京・千代田区の「小料理　房洲っ子」の「さばねぎ」（７００円）＝写真＝もそんな料理だ。 海に面し、山に囲まれた自然豊かな千葉県御宿町出身の先代が、家庭や店のまかないで作っていたというオリジナル料理。こんがり焼き上げた一夜干しのサバに、ダイコンのつま（千切り）、ネギなどの薬味というシンプルなもの。 ところがその組み合わせの妙に驚かされる。「最初はダイコンおろしと一夜干しのサバを組み合わせたのですが、どうもベタつくので」と普段は使わないダイコンのつまに注目した。サバからジワッと出たうまみに絡む、サッパリしゃきしゃきのダイコンのつまが絶妙のバランス。ネギの辛味や、白ゴマ、大葉がよきアクセントとなる。 簡単そうに見えるこの料理、実は味を左右するのはよく脂ののったサバだ。そこで「焼いても形の崩れない」立派なサバを仕入れるそうだ。

未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 水産業復興特区の適用の是非について審議してきた宮城海区漁業調整委員会の委員２人が、辞表を提出したことがわかりました。 背景には、特区をめぐる県の対応や、委員会の審議の進め方への反発があると見られます。 宮城県は、民間に漁業権を開放する水産業復興特区の導入を進めていて、今月７日の海区漁業調整委員会では、特区の適用対象となる石巻市桃浦地区の合同会社に漁業権を与えることが適当とし、村井知事に答申しました。 こうした中、特区に反対し、県漁協の役員を務める委員２人が相次いで辞表を提出したことがわかりました。 このうち１人は知事が選任した委員のため、後任の委員の選任を進めることになります。 も

中国浙江省の蒼南県では今年、ハモの水揚げ量が少ない。例年であれば台風の後には豊漁となるが、今年、台風１２号の後には豊漁とならなかった。中国水産養殖網が２８日伝えた。 同省舟山水産研究所の羅海忠所長はハモが獲れない理由について、「過度の漁による資源の不足」や「深刻な海の汚染」「海での経済活動の増加」などを挙げた。 蒼南県海洋漁業局の李暁斌副局長は「禁漁期にも違法に漁に出る船があり、東シナ海の漁業資源に大きな影響が出た」と話している。 また２０年以上、海産物の卸売業に携わる男性によれば、今年はハモのサイズが小さく、例年の半分ほどのものが多い。 （編集翻訳　恩田有紀）

古河機械金属は２８日、魚用の放射線測定器「ガンマスポッターＦ」を開発し、岩手県宮古市の宮古市魚市場でマダラを対象に試験運用を開始したと発表した。魚をミンチ状にすることなく、元の形のまま、箱単位で検査することが可能という。　同社が開発した、医療用でがん検診などに用いられる高密度の結晶体「ＧＡＧＧ結晶」を用いた放射線検出器を搭載した。このＧＡＧＧ結晶を上下４カ所に配置し、魚市場などで一般的に使われる発泡スチロール製の箱に入れたまま、放射線の有無を測れることが大きな特徴だ。　現在は、魚の食べられる部分をミンチ状にし、２リットル分を規定の容器に詰めて測ることが決められており、その労力や時間が大きな負担となっている。ガンマスポッターＦを使えば、マダラ４尾の場合、９０秒程度で放射線を測定できる上、全量検査も可能だという。　カスタマイズをすれば、他の魚種でも検査が可能になるといい、他の魚市場などから引き

【動画】岩手・大船渡でサンマ水揚げ今季初めて大船渡港に水揚げされたサンマ＝２８日午前７時１４分、岩手県大船渡市、日吉健吾撮影 　【杉村和将】岩手県大船渡市の大船渡港に２８日、本州では今年初めてサンマが水揚げされ、秋の味覚の到来に活気づいた。 　地元の大型サンマ船「第８三笠（みかさ）丸」が北海道・根室沖でとった約１０トン。競りでは１キロ１４００〜１５００円の高値がついた。ほとんどは船を所有する水産会社が復興感謝祭でふるまうが、１匹２５０円ほどで地元の鮮魚店などにも並ぶ。 　水産会社会長の鎌田和昭さん（６７）によると、初日の水揚げ量としては少なめ。「９月には良くなると期待したい。早くみなさんに安いサンマを食べてほしいね」 　大船渡港は、東日本大震災で地盤沈下し、岸壁は今も満潮になると冠水する。一方で、新しい魚市場が建設中で、漁協の製氷施設が復旧するなど、復興は少しずつ進んでいる。 　大船渡港の

ウナギの稚魚を中国に密輸しようとしたとして関税法違反（無許可輸出未遂）の罪に問われた神奈川県三浦市の男（５９）の控訴審で、東京高裁が既に時効が成立していることに気づかないまま有罪判決を言い渡していたことが２８日、分かった。 高裁は「未遂」よりも刑が軽い「予備」の罪にとどまると判断したが、予備の公訴時効は３年で未遂の５年より短く、起訴の時点で時効が成立していた。関係者によると、本来なら予備罪と判断すれば免訴を言い渡さなければならなかったケースだという。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 |  室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報 | 山形新聞 | 岩手日報 | 福島民報 | 福島民友新聞 | 産業経済新聞 | 日本経済新聞 | ジャパンタイムズ | 下野新聞 | 茨城新聞 | 上毛新聞 | 千葉日報 | 神奈川新聞 | 埼玉新聞 | 山梨日日新聞 | 

エコ型冷凍機の導入進む　被災沿岸部の水産加工業者 スイシンの新倉庫に設置された自然冷媒型冷凍機＝石巻市 東日本大震災で被災した沿岸部の水産加工業界で、地球温暖化につながる代替フロンを使わない「自然冷媒型」の冷凍機の普及が進んでいる。規制強化の流れを見据え、各企業が工場復旧に合わせて設備更新を進めているためだ。今後も需要増が見込めるとあって、国内の冷凍機械メーカーは被災地でのセールスを強めている。 　石巻市の水産加工スイシンは昨年９月、津波で全壊した冷凍施設を現地再建した。震災前までは代替フロン型を使用していたが、復旧を機に６台の冷凍機を自然冷媒型に切り替えた。 　自然冷媒型は主にアンモニアと二酸化炭素を使っているため、機器の廃棄時に放出されても、代替フロンより温室効果につながりにくい。スイシンの丹野英夫常務は「地球環境への負荷を第一に考え、導入を決めた」と説明する。 　機器を納入した前川製

塩サバを使った料理作りを楽しむ親子。子供も料理に関わることで、苦手な食べ物もおいしく食べられるようになる＝東京都港区のＡＢＣクッキングスタジオ ＥＰＡ（エイコサペンタエン酸）やＤＨＡ（ドコサヘキサエン酸）などのすぐれた脂肪酸を多く含む魚は、子供たちにもっと食べさせたい食材の一つ。ただ、「うちの子は魚が苦手」と思っている保護者も少なくない。最初は嫌いな味でも、味の記憶に楽しい思い出がつながると、次第にその味が好きになってくるという。子供たちの「魚離れ」を食い止めるためにも楽しい魚料理の体験をたくさんさせよう。（平沢裕子）　◆味の記憶　夏休み真っただ中の８月中旬、東京都港区のＡＢＣクッキングスタジオで、料理ブロガーとその小学生の子供を対象にノルウェー産の塩サバを使った料理教室が開かれた。慣れない手つきで野菜や塩サバを包丁で切ったりマフィンにマーガリンを塗ったりする子供たち。出来上がった塩サバサ

和食のだしに欠かせない昆布。乾燥させたり寝かせて熟成させたり、手間をかけて出荷される。 高級昆布の産地として知られる北海道東部の羅臼町を訪ねた。 ８月上旬の朝６時。約６０人の漁師が１人乗りの小型船で一斉に海へ出る。浜から数十～百メートル離れた辺りで、箱メガネで海中を見ながら長いさおで昆布をさぐる。さおで昆布の根元をねじ切り、次々に引き上げた。 昆布は幅２０～３０センチ、長さ２～３メートルほどに成長して厚みもある。漁師の井田一昭さん（６０）は午前中に約５００枚取った。「自然に恵まれた知床の海は栄養分豊富。良質の昆布が取れるのです」 天気が良ければ、砂利を敷いた干場(かんば)で天日干しする。この日は小雨が降っていたため、浜近くの小屋につるし、乾燥機で乾かしていた。１枚ずつ干し、平らにするために巻き上げながらしわを伸ばす。家族総出の作業だ。 乾燥させた昆布は、積み重ねて重しをのせ、寝かせる。「昆

水産庁は２７日、平成２６年度予算の概算要求で、ウナギの稚魚「シラスウナギ」の量産化に向け、システムの実証研究費として２億５千万円を計上する方針を決めた。日本では２２年にシラスウナギの完全養殖に成功しているが、同庁は商業ベースに乗せるには国の後押しが必要だと判断した。

アユ漁の様子。猛暑日が続くとアユが岩陰に潜ってとりにくいという＝７月８日、川崎市多摩区一夜干しなどの多摩川アユが並ぶ売り場＝中央区の日本橋三越本店 　【斎藤博美】かつては水質汚染が深刻化していた多摩川でとれたアユが、ひそかな人気を集めている。日本橋三越本店で３年前から売り出し、売れ行き好調が続く。例年は８月までだった販売期間を今年、数量が確保できれば１１月末まで延ばす予定だ。 　日本橋三越地下の鮮魚売り場の一角に多摩川の天然アユ一夜干しのコーナーがある。２０センチほどの一夜干しと、１０センチ前後のアユ３匹がセットになった「あゆせんべい」が並ぶ。販売元の吉川水産（世田谷区）の担当者は「汚染のイメージがまだ強いのか多摩川のアユなんてと難色を示す人もいるが、一度食べるとリピーターになる方が多いようです」と話す。一夜干し１匹約１５００円と高額だが、「天然ということでも人気が高い」という。 　多摩川

山口県を襲った記録的豪雨から２８日で１カ月を迎える。鉄橋は崩れ落ちたままでＪＲ山口、山陰両線一部区間は不通となり、完全復旧は１年後の見通し。仮設住宅も着工したばかりで、住民が日常生活を取り戻すにはまだかなりの時間がかかる。（将口泰浩）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　７月２８日、梅雨前線南側に、巨大な積乱雲が次々と発生したことで山口、島根両県で大雨が降った。各地で観測史上最大の降水量を記録した豪雨により、山口県は死者２人、行方不明者１人、家屋損壊や床下床上浸水１６００棟以上の被害を出した。　山口市から日本海に流れ込む阿武川流域には、倒壊した家屋が点在する。山口と島根を結ぶＪＲ山口線の第６阿武川鉄橋（長さ約６０メートル）も橋脚が完全に崩れ落ち、線路が川に垂れ下がったままで豪雨のすさまじさを物語る。不通区間の地福（山口市）－益田（島根県益田市）は、バスによる代行運転を行っている。　山陰