南海トラフで想定される巨大地震の被害想定などを検討してきた政府の検討会がまとめた最終報告に、「南海トラフで起きる地震を高い確度で予測することは一般的に困難である」という専門家の検討結果が盛り込まれました。 国は南海トラフで起きる地震のうち、「東海地震」は予知できる可能性があるとしてきましたが、今後、研究や観測態勢の在り方が議論されることになる見込みです。 地震学者の間では、巨大地震が発生する前に地盤がずれ動く前兆現象が起きることがあると考えられています。 国は、南海トラフで起きる地震のうち「東海地震」は前兆現象を捉えて唯一予知できる可能性があるとしていて、気象庁が地盤の変化を捉える観測機器で監視を続けています。 これについて政府の検討会は、南海トラフで起きる巨大地震で直前に地盤の変化が起きるという考え方で規模や発生時期を予測できるのか検討しました。 その結果、▽地盤の変化を捉えられないまま

吉野家ホールディングスは２８日、夏季限定メニュー「鰻丼（うなどん）」を、６月１日午前１０時から一部を除く全国の吉野家店舗で発売すると発表した。並盛は６８０円、蒲焼きが２枚乗る「二枚盛」は９８０円で販売する。

洋食の料理人らでつくる全日本司厨士（しちゅうし）協会岩手県本部（狩野美紀雄会長）の産地研修会が２７日、山田町で開かれ、県内のコックが地元漁業者と交流した。被災地の水産業の見学や生産者との意見交換を通じて、消費者に地場の食材の魅力を届ける調理師としての役割を再確認した。 約３０人が参加。三陸やまだ漁協職員の案内で船に乗り、山田湾に並ぶカキ・ホタテ養殖施設を視察。町内のイタリアレストラン「ろかーれ　あーしゃ」で、山田産のカキなどをふんだんに使った料理を味わいながら、漁業者の話を聞いた。 盛岡市のホテルの調理師田口智之さん（３７）は「生産現場を見るのは貴重な体験だ。被災後に育て直した食材ということを意識して料理したい」と認識を新たにした様子。同漁協大沢支所の阿部豊さん（４５）は「良いものを育てるきっかけになった」と交流の意義を説いた。 【写真＝海産物の成育状況などについて情報交換する漁業者と料理

世界有数の漁場「三陸沖」に近く、豊富な漁業資源で知られる仙台湾で、東日本大震災の津波により生態系に変化を与えるような大きな影響は確認されなかったことが２８日、宮城県による海底調査で分かった。調査は震災後初めて。 調査は津波で海底の環境が変わった場合、漁場も影響を受けている可能性があるとして、県水産技術総合センターが昨年８～９月に実施した。 調査海域は同県石巻市の金華山付近から同県山元町沖までの約２５００平方キロ。海底１４０地点で土壌を採取し表面の３センチをふるいにかけて大きさを測定。震災前の２００９年１１月にも同様の調査をしており、結果を比較した。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 |  室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報 | 山形新聞 | 岩手日報 | 福島民報 | 福島民友新聞 | 産業経済新聞 | 日本経済新聞 | ジャパンタイムズ | 下野

紙面で読む「星のや　東京」 　東京・大手町のオフィス街に、純和風の高級旅館が進出する。近くには高級外資系ホテルが点在。富裕層の客を巡り、火花を散らす。なぜ都心に旅館なのか。 　■ビルを丸ごと、畳敷き＋温泉 　東京駅の北西約５００メートルに、地上１８階、地下３階のビル１棟丸ごと純和風の旅館「星のや　東京」を計… 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする（会員の方）無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら※有料記事の一部を自動で取り出して紹介しています。関連記事東京・大手町に純和風旅館進出へ　迎え撃つ外資系ホテル(5/28)ビルにバラのカーテン　東京・大手町、見学ツアーも(5/14)

NHK宮城県のニュース　仙台放送局 食品会社を支援 商談会 震災の影響で取引先を失った被災地の食品会社を支援しようと全国の主なデパートなどの買い付け担当者を招いた商談会が気仙沼市で開かれました。 この商談会は、津波で工場が被災した影響で取引先を失った食品会社を支援しようと宮城県商工会議所連合会などが開いたもので東京に本店があるデパートなどおよそ３０人の買い付け担当者が招かれました。 気仙沼市のホテルで行われた商談会には地元から４６社が参加し各ブースを回ってデパートなどの買い付け担当者に自社の商品を売り込みました。 このうち、名取市の水産加工会社は、カニの缶詰の工場が津波ですべて流されたものの亘理町の工場の生産ラインを増やし、生産を再開していることなどを説明していました。 常務取締役の千葉卓也さんは「震災前から価値がある商品、おいしい商品にこだわってきたので、そのこだわりを汲んでくれ

【ソウル共同】韓国の拉致被害者でつくる「拉北者家族会」の崔成龍代表は２８日、北朝鮮が以前、日本近海で操業中の日本漁船を襲い、船員を拉致していたとの情報を北朝鮮消息筋から得たと明らかにした。消息筋は、把握しているだけで北朝鮮国内に「数人」の漁船員出身の日本人拉致被害者がいると証言したという。崔代表は、工作員に活用するほか、海岸の地形を聞き出す目的があったのではないかと推測している。

拉致実行犯聴取を示唆＝８０年代に漁船員連れ去り？−古屋担当相 拉致実行犯聴取を示唆＝８０年代に漁船員連れ去り？−古屋担当相 古屋圭司拉致問題担当相は２８日午前の閣議後の記者会見で、政府の拉致問題対策本部が日本人拉致の実行犯を名乗る脱北者から事情聴取したとの産経新聞の報道に関し「どうやって聴取したのかコメントは差し控える」と述べ、実際に聴取したことを示唆した。これまで日本政府による拉致実行犯への事情聴取が明らかになった例はなく、事実とすれば初めてとみられる。 　同日付の産経新聞は、拉致問題対策本部の聴取に対し、脱北した朝鮮人民軍元幹部が１９８０年代に日本海で漁船の日本人乗組員を拉致したなどと証言したと報じた。 　これに関し古屋氏は、「事柄の性質上、具体的にコメントすることは控えたい」と、詳細に関する言及は避けた。「（証言内容の）信ぴょう性にクエスチョンマークがつくところがある」とも指摘し、「

世界一巨大なイカと言えばダイオウイカだ。深海の生き物なので身近とは言えない存在だが近頃は特に頻繁にメディアで取り上げられていることもあり、誰もがよく知っている。 一方で世界一巨大なタコはそこまで有名ではない。日本近海にいて、魚屋にも並んでいるのに。どんなものか見に行った。ついでに食べた。

有馬温泉などが塩分が多い理由 　【鍛治信太郎】有馬温泉（神戸市）のような塩辛い温泉は、海底から地下深くに運ばれた海水が元になっているとみられることが、京都大や鹿児島大などの研究でわかった。陸の下に沈み込む海のプレートが海水を運んでいる証拠を見つけた。米科学アカデミー紀要電子版で近く発表される。 　有馬温泉や和歌山県の白浜温泉、湯の峰温泉、川湯温泉、長野県の鹿塩温泉などは塩分濃度が海水の１〜２倍程度と高く、火山が近くにないのにお湯が熱い。こうしたタイプは「有馬型温泉」と呼ばれ、太古に地下に閉じ込められた海水が元になっていると説明されてきた。 　京都大の川本竜彦助教（実験マグマ学）らは、１９９１年に噴火したフィリピンのピナトゥボ火山で、地下３０キロほどから地表に出てきたとみられる岩石を採取して観察。０・０３ミリ程度の液体の粒がたくさん含まれることを見つけた。液体の塩分濃度は海水の１・４倍程度。

気仙地区に４年制大学を創設、誘致しようと、同地区の有志や企業関係者らは２７日、「『気仙未来大学』招致委員会」を設立した。大船渡市内で招致に向けた調印式を行い、復興まちづくりや、復興後の未来を支える人づくりに向けた「知の拠点」誕生へ決意を示した。 委員は約１５人で、大船渡市の食品製造販売アマタケの甘竹秀雄相談役が委員長、東海新報社の鈴木英彦社長が代表世話人を務める。 委員会設立は、山口県宇部市で建設会社を経営し、ＮＰＯ法人「ふるさと未来の会」代表理事として陸前高田市で活動する城光事務局長が、立命館大のモンテ・カセム総長特別補佐と意気投合したことから実現。趣旨に賛同した甘竹委員長と鈴木代表世話人は地元の受け皿づくりに取り組む。 既存大学の誘致かどうかも含め、具体的な構想は決まっていないが、地域資源と最先端の科学知識を組み合わせていきたい考え。今後は賛同者を募り、行政との連携も進めていく方針だ。

【大日向寛文、編集委員・小山田研慈】漁船の燃料費が円安の影響で高騰しているのを受け、水産庁が２９日にも支援策を打ち出す。漁業者がグループで「ＬＥＤ集魚灯」や「新型エンジン」などの省エネルギー設備をとり入れる場合、その費用の半分を政府が補助する。また、今も燃料費が高騰した場合は上がった分の半分を政府が補っているが、さらに一定水準より上がった場合は政府が補填（ほてん）する割合を高める。 　これから最盛期を迎えるイカ漁は、夜にイカをおびき寄せるための集魚灯を使うため、燃料をたくさん使う。これをＬＥＤ照明にすれば、燃料の消費量が７割ほど減るという。 　補助には漁業のてこ入れのために幅広く使える「強い水産業づくり交付金」を使う。２０１２年度補正予算と１３年度予算で合わせて約１００億円あり、一部を省エネ支援に回すという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みロ

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カツオ一本釣りも水揚げ　気仙沼に初入港 一本釣り船から手作業で水揚げされるカツオ 生鮮カツオ水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市の気仙沼漁港に２７日、夏漁の主役を担う一本釣り船がことし初めて入港し、本格的なカツオの季節の到来を告げた。 　午前７時すぎに宮崎県日南市の一本釣り船「第７３真海丸」（１５７トン）が入港し、千葉県銚子沖で捕れたカツオ１９トンを水揚げした。歓迎セレモニーがあり、菅原茂市長が中野慎三漁労長（３１）に記念品を贈った。 　中野漁労長は「気仙沼は第二の古里。たくさん水揚げするので、市民も復興に向けて頑張ってほしい」と話した。 　気仙沼漁港では２０１２年度に１万９７６０トンのカツオの水揚げがあり、１６年連続で日本一となった。水揚げのうち８割を一本釣り船が占めた。 　気仙沼漁港では巻き網船が２３日に今季初のカツオを水揚げしている。

日本文化を海外に広める政府の「クールジャパン」戦略の「アクションプラン」（行動計画）の原案が２７日、明らかになった。 スイーツ（菓子、デザート類）や日本酒などを含む日本食の発信イベントの海外展開や、日本文化の紹介に国際会議を活用する方針など１９項目を盛り込み、将来、９００兆円以上の規模になるとされる世界の文化産業市場での日本の存在感を高める。まず、６月に横浜市で開かれる第５回アフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ５）で、関連イベントを行う方針だ。 行動計画は、クールジャパン推進会議（議長・稲田規制改革相）の２８日の会合で決定し、６月に発表予定の成長戦略にも反映する。民主党政権当時にも行動計画が発表されているが、今回は「食」に力点を置いたのが特徴だ。 具体的には、日本食が海外で注目を浴びていることを踏まえ、料理人や日本食に詳しい学識経験者らを、海外でのイベントでの発信や日本食に携わる人材を育てることが

根室市と根室水産協会などで作る「根室市アジア圏輸出促進協議会」は、「根室産サンマ」の海外展開を強化する方針を固めた。主要輸出先のベトナムで４月下旬に開かれた「日本食フェア」での根室産サンマの塩焼きが好評だったため、今後は同国を含む海外市場への輸出拡大を狙う。 同フェアは日本とベトナムの国交樹立４０周年を記念し、在越日本国大使館などが企画した。同協議会が、ホーチミン市の会場で「サンマの塩焼き」を出したところ、約６割から「おいしい」と高い評価を受けた。「サンマの炙(あぶ)り握り寿司(ずし)」も５割近くの人が「おいしい」と回答し、手応えをつかんだ。 同協議会は同フェアの期間中、３０か国が参加する食品見本市にも参加した。根室市総合政策室では、将来はベトナム以外の国へも輸出していく考えで、来年１月にはホーチミン市のほか、タイ・バンコク市も訪問し、現地の飲食店やバイヤーへの認知度を高めていく予定だ。

最盛期を迎えたコウナゴ漁のいさり火が、夜の海面に青白く幻想的に浮かび上がった＝２７日、北海道寿都町の寿都湾 北海道寿都町の寿都湾で半世紀以上続くコウナゴ漁が最盛期を迎え、いさり火が夜の海面に青白く浮かび上がる幻想的な景色をつくり出している。漁は６月上旬までで、水揚げされたコウナゴは主に地元特産のつくだ煮に加工される。　２７日は午後８時ごろから漁船が出港。港から近い漁場で青白い集魚灯を照らし、光に誘われて集まってきたコウナゴを四角い大きな網ですくい上げていた。漁は夜通し続く。　寿都町漁協は「ことしは水温が低いため、体が小さく、つくだ煮に適したコウナゴが多い」としている。

２９日から始まる世界農業遺産国際会議の主会場・七尾市で、２０～３０歳代の若手漁業者を中心に雇用し、操業している定置網集団がある。定置網漁は里海とともに古くから続く能登の伝統漁法。里山と里海の一体的な営みが認められた能登の漁業を次代に引き継ごうと、経営者がテキストによる技術伝承など独自の運営を実践している。 世界農業遺産「能登の里山里海」に認定されている能登地方の定置網漁は、４００年以上前に定置網でとった出世魚のブリを織田信長に献上したとする文献も残されており、発祥の地の一つとされる。 数多くの定置網集団で、とりわけ若い漁師が多いことで知られるのが七尾市の「鹿渡島(かどしま)定置」だ。２０歳代が一番多く、漁に従事する計１５人の平均年齢は３３歳。内定を含めて全員が「県漁業士」の有資格者でもある。 七尾市場などへの出荷のほか、水産加工施設も保有。インターネット販売や地元の農協直売所に魚を卸すなど

岡山県、邑久町漁協（瀬戸内市）、生活協同組合おかやまコープ、研究者らでつくる岡山市のＮＰＯ法人里海づくり研究会議の４者は27日、瀬戸内市邑久町沖でのアマモ場再生に向けた協定を締結した。産学官と消費者が連携し、豊かな海産資源を育む海づくりに取り組む。 瀬戸内市内で４者の代表が協定書に調印。木幡浩副知事、同漁協の横山満朋組合長らは「持続可能なカキ産地を目指し、アマモの茂る豊かな海を取り戻したい」などと述べた。 協定によると、コープは漁協が手がけるアマモ場造成に組合員の参加を呼びかけ、研究会議が技術指導、県は広報や資金面で支援する。６月にアマモの種を採取し、10月に長島付近の０・２ヘクタールで試験的に種をまく。順調に育てば、来春には数十センチに伸びるという。 邑久町沖では、１９２０年代には５００ヘクタール以上のアマモ場が広がっていたが、海砂利採取などの影響で２００７年は56ヘクタールに減少。アマ

日産自動車は、金融商品取引法違反（有価証券報告書の虚偽記載）容疑で逮捕された前会長のカルロス・ゴーン容疑者の不正に関する社内調査情報を、提携先の仏ルノーに提供するための準備に着手する。近く検察との確認作業に入る。現状では両社が情報を共有できておらず、ゴーン容疑者の処遇判断などでル... 続きを読む マイクリップ登録する

愛南町の宇和海で赤潮が発生し、養殖魚のカンパチ約４２トンが死んだことが２７日、県などの調べで分かった。今年の被害確認は初めてで、被害額は３９００万円に上るという。昨年はマダイやハマチなど約１７８万匹が死ぬ過去最悪の赤潮被害があったばかりで、県南予地方局は、宇和海沿岸の１４漁協に注意を呼びかけている。 県水産研究センターによると、今月１４日に魚類に有害なプランクトン「コクロディニウム」の細胞が海水１ミリ・リットル当たり１０００個以上確認され、１８、１９両日、養殖いけすのカンパチが大量に窒息死した。これまでの調査で、出荷前の２～３年魚（２・５～３キロ）のカンパチが少なくとも１万匹以上死んだことが分かった。ほかの日には死んだ例は確認されていないという。 このプランクトンは、３００個以上で養殖魚が窒息死する恐れがある危険濃度とされているという。愛南漁協は２４日、赤潮を沈めるための防除剤を養殖いけす