津波注意報。 *[食べたもの] 朝は、ホットサンド。 昼は、社員食堂で、白身魚野菜あんかけの定食。 夜は、鶏肉と牛蒡とこんにゃくの炒め煮・イカとイワシの刺身。 *[食べたもの] 朝は、イワシ刺身・栗ご飯。 昼は、社員食堂で、味噌ラーメン。 夜は、焼きサケ・肉じゃが。 *[読んだ本]逆説の軍事論　冨澤暉 核があるからこそ平和が保たれた、鉈や棍棒でも果てしない虐殺は起きてしまう、という認識から始まる。平和とは国際秩序を維持することで、それはアメリカの覇権を認めること。集団的自衛権は、個人でいえば妻子を守ることに相当し、集団安全保障は近所全体で安全を守ることにあたる、と。日本の平和イコール世界の平和ではないが、世界の平和は日本の平和になる。そのために自衛隊に何ができるか。あくまで政治の枠内でしか動けない自衛隊は、リーダーシップとフォロワーシップを磨きつつ、研鑽を重ねていくのであろう。 逆説の軍事

ありふれた魔法 作者: 盛田隆二出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る中年、しかし仕事はできそれなりに誠実な男が部下と恋に落ちる。それがとても自然でほとんど微笑ましいくらい。しかしその同じ時刻で起きていた次男の事故、知らぬとはいえ能天気なメールと、ずれと破綻を予感させる。それまでの仕事が生きて、再就職に成功したのは後味よし。それにしても、銀行というのは、大変なところだ。 空飛ぶタイヤ 作者: 池井戸潤出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2006/09/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 150回この商品を含むブログ (61件) を見る三菱自動車のあの事件に赤松運送のモデルが存在したのかどうか、それは知らない。しかし、脱落したタイヤが若い母親を死なせてしまうという事故に当事者の運送会社が、非常な苦境に

日曜の読売の書評欄は，欠かさず眺める。 川上弘美さん，小泉今日子さんの書評を愉しみにしている。 9/24の川上さんの書評は，夏石鈴子さんの『夏の力道山』。 題名は，何かで頭に引っかかっていた。 『新解さんの読み方』を書いた人だというのも知らなかった。 手を出すには，誰かに背中を押してもらわないと・・・。 新聞・ブログ・雑誌の書評は，私の背中を押す見えない手*1。 川上さんの書評の最初，「小説である*2」。 この一文に痺れた（”注釈2”のページに全文を引用）。 「ごく普通の家族の生活」をとっても愉しそうに褒めちぎっている。 「あぁ，これは読まないと，買わないと・・・・」 こうして，私の部屋は本に埋もれていく。 夏の力道山 作者: 夏石鈴子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/09メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (20件) を見る　コルセット 作者: 姫野カ

レベル3 (異色作家短篇集) 作者: ジャックフィニイ,Jack Finney,福島正実出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/09/01メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログ (31件) を見る早川異色作家短編集第13巻。ジャック・フィニイは映画化もされている地球侵略SF『盗まれた街』が有名だが、むしろ時間SFを得意とする作家として定評があるのではないだろうか。それも、失くしてしまった過去をもう一度取り戻したい、そしてこの今をもう一度やり直したい、といった後悔や逡巡を扱った物語だ。だからジャック・フィニイの物語にはどこか物悲しさが付きまとう。この短編集『レベル3』でも様々な時間と人間を巡る物語が語られる。 例えば『レベル3』は地下鉄駅に存在しない地下3階を見つけ、『おかしな隣人』は未来から逃れてきたかのような隣人のお話だ。『第2のチャンス』はクラシックカーを愛