新しい塩分除去装置 試運転へ 8月2日 6時19分 東京電力福島第一原子力発電所では、汚染水の浄化設備に、塩分を取り除く新しい装置が追加で据え付けられ、２日にも試運転を始めます。 福島第一原発では、高濃度の汚染水から放射性物質や塩分を取り除き、再び原子炉に注水する「循環注水冷却」が続けられ、浄化設備はその要となっていますが、汚染水のうち真水になるのは４０％程度にとどまっています。東京電力は、特殊な膜を使った今の装置とは別に、水を蒸発させる方法で塩分を取り除く新たな装置を１０月までに８台設置する計画で、このうち２台の据え付けが１日までに終わりました。東京電力は、２日にもこの装置の試運転を始め、問題がなければ、およそ１週間後には本格運転を始めることにしていて、今月中に設置する３台と合わせて１日におよそ１６０トンの真水を作るとしています。また、放射性のセシウムの除去についても、今の装置とは別に据

１万ミリシーベルト超の放射線量 8月1日 21時4分 東京電力福島第一原子力発電所の、１号機と２号機の原子炉建屋の間にある屋外の排気筒付近で、１日午後、これまでで最も高い、１時間当たり１万ミリシーベルトを超える放射線量が計測されました。東京電力は付近を立ち入り禁止にして原因を調べています。 東京電力によりますと、１万ミリシーベルトを超える極めて高い放射線量が計測されたのは、１号機と２号機の原子炉建屋の間にある排気筒の底を通る配管付近で、１日午後、東京電力の社員が棒の先に付けた線量計で測定したところ分かりました。この場所は、先月３１日、特殊なカメラを使った観測で高い放射線量が出ていることが分かったことから、１日、改めて詳細な計測を行ったということで、東京電力は付近を立ち入り禁止にしました。また、計測した作業員が、最大で４ミリシーベルトの被ばくをしたということです。福島第一原発でこれまで計測さ