橋口亮輔監督の新作映画『恋人たち』の公開日が11月14日に決定。あわせて予告編が公開された。 同作は、橋口監督にとって『ぐるりのこと。』以来約7年ぶりとなる長編映画。通り魔事件で妻を失った男・アツシ、そりの合わない姑や自分に無関心な夫と暮らす中で、突然現れた男に心を動かされる主婦・瞳子、親友への想いを胸に秘める同性愛者のエリート弁護士・四ノ宮の3人が、それぞれ心に傷を抱えながら再生していく様が描かれる。アツシ役を篠原篤、瞳子役を成嶋瞳子、四ノ宮役を池田良が演じる。 予告編は「飲みこめない想いを飲みこみながら生きている人が、この日本にどれだけいるのだろう。今の日本が抱えていること、そして“人間の感情”をちゃんと描きたい」という橋口監督のメッセージで幕を開け、「本当に犯人殺したいっすよ」と話すアツシに同僚が「殺しちゃだめだよ」と語るシーンや、光石研が演じる男に抱き寄せられる瞳子の姿など、登場人

東京カランコロンの2枚組アルバム『noon/moon』が、2016年1月20日にリリースされる。 彼らの「裏と表」をコンセプトにした同作は、歌を聴かせることをテーマに据えた『noon』と、「遊び心」を詰め込んだという『moon』から構成。アニメ『食戟のソーマ』のエンディングテーマに起用されたシングル曲“スパイス”をはじめ、ライブ会場で録音した来場者の声を使用する楽曲や、在日ファンクのホーンセクションが参加した楽曲などが、各ディスクに7曲ずつ収録される予定だ。また、PVやファンクラブ限定ライブの映像などを収めたDVDが付属する「CD+DVD盤」も用意される。 なお今回の発表にあわせて、アルバム収録曲“シンクロする”のリリックビデオがYouTubeで公開された。 東京カランコロン 『noon/moon』CD+DVD盤（2CD+DVD） [CD1] 『noon』 ・スパイス ・シンクロする ほか

YOLZ IN THE SKYのニューアルバム『HOTEL』が、12月9日にリリースされる。 萩原孝信（Vo）、柴田健太郎（Gt,etc）によるYOLZ IN THE SKY。2012年の『DESINTEGRATION』以来、約3年9か月ぶりのアルバムとなる『HOTEL』にはクラウトロックやミニマルテクノと共振する全9曲が収録される。マスタリングは、Pole名義でも活動するミニマルダブのアーティストであるステファン・ベトケが担当している。今回の発表とあわせてタイトル曲の試聴音源がYouTubeとSoundCloudで公開された。 また同作のリリースを記念したライブが、2016年1月31日に京都・METRO、2月4日に東京・渋谷のTSUTAYA O-nestで開催。京都公演にはFLUID、東京公演にはskillkills、快速東京が出演するほか、京都公演には追加ゲストも予定されている。 YO

映画『レストレポ前哨基地 PART.1』『レストレポ前哨基地 PART.2』が、11月28日から東京・渋谷のアップリンクほか全国で順次公開される。 同作は、2007年から2008年にかけてアフガニスタン東部のコレンガル渓谷へ派兵されたアメリカ陸軍小隊を追った2部作のドキュメンタリー。カメラはアメリカ陸軍第173空挺旅団戦闘団の兵士たちと行動を共にしており、1日に数十回にも及んだというタリバン側からの銃撃を避けるため、新たな基地「レストレポ前哨基地」を建設する任務についた兵士たちの姿をはじめ、タリバンとの銃撃戦、現地の人々との交流や仲間との日常風景などを、兵士たちへのインタビューも交えながら映し出している。 監督を務めたのは、イギリスの報道カメラマンであるティム・ヘザリントンと、アメリカの戦場ジャーナリストであるセバスチャン・ユンガー。ヘザリントンは『レストレポ前哨基地 PART.1』公開後

特集記事「山田洋次 映画という夢に出会うために」が、11月20日に刊行される雑誌『SWITCH Vol.33 No.12』に掲載される。 山田洋次の54年におよぶ監督人生を振り返る同特集。山田と、12月12日に公開される新作映画『母と暮せば』に出演している吉永小百合、同作の音楽を手掛けた坂本龍一の鼎談をはじめ、二宮和也、黒木華といったキャストへのインタビュー、戦後70年に際して行なわれた山田と瀬戸内寂聴の対談などが掲載される。また森本千絵が絵を担当した絵本『母と暮せば』のダイジェスト版も収められるほか、『母と暮せば』サウンドトラックに未収録の坂本龍一によるピアノバージョンの楽曲を収録したCDが付属する。 さらに山田と共に仕事をしてきたCMプランナー・高崎卓馬が聞き手を務める山田へのロングインタビュー「あきらめの悪い男の映画術」や、山田が選ぶ「日本映画オールタイムベスト」12作品、立川志らく

2006年のデビュー作『parcage』で、日本のエレクトロニカ界に彗星のごとく登場した宮内優里。当時はmiyauchi yuriと名乗っていた彼の才能にいち早く惚れ込んだのが、高橋幸宏だった。ライブでの共演やリミックスなどでの関わりを経て、2011年のアルバム『ワーキングホリデー』には高橋がゲストボーカルで参加。そんな経験が宮内にとって大きな財産となっていたことは、言うまでもないだろう。 デビュー10周年の記念すべき年に発表される宮内の新作は、その名も『宮内優里』。全編インストゥルメンタルに回帰して、一聴『parcage』を連想させるが、10年間の様々な歩みがここに凝縮され、まったく違う次元の作品になっている。そこで今回は高橋を招き、宮内と二人でデビューからの歩みを振り返ってもらった。現状にとどまることを良しとせず、常に「出口主義」を掲げる高橋の音楽家としてのあり方は、宮内にも確実に影響

大橋裕之による漫画『太郎は水になりたかった』の第1巻が、本日11月11日に刊行された。 大橋裕之は、映画『超能力研究部の3人』の原作漫画『シティライツ』などの作品で知られる漫画家。中学生の青春を描いた『太郎は水になりたかった』は、リイド社による無料のウェブマガジン『トーチ』で連載されており、単行本化にあたって大幅な加筆修正が行われたほか、描き下ろし漫画とコラムも収録している。同書の帯には、東村アキコによる「疲れている時、しんどい時、私はいつも大橋君の漫画を読む」という推薦コメントが掲載されている。 また、同書の発売を記念して、大橋によるトークショーとサイン会が11月23日に東京・渋谷のHMV&BOOKS TOKYOで行われる。イベントの参加方法はトーチのイベントページをチェックしよう。

踊ってばかりの国に新ドラマーとして坂本タイキ（中華一番、ex.THE☆米騒動）が加入することがわかった。 11月1日のライブをもって結成当初からのドラマー・佐藤謙介が脱退した踊ってばかりの国。坂本の加入とあわせて、新体制による初ライブが11月23日に東京・下北沢のSHELTERで開催されることも発表された。 同ライブは急遽決定したもので演奏時間は通常よりも短くなる予定だという。また踊ってばかりの国に加え、マヒトゥ・ザ・ピーポー（GEZAN、NUUAMM）も出演する。チケット予約はSHELTERの店頭および踊ってばかりの国のオフィシャルサイトで受付中だ。

坂本龍一の制作現場を追った写真展『Red Bull Studios Tokyo Presents “Behind the Tracks” with ARTIST: Ryuichi Sakamoto × Wing Shya Photo Exhibition』が、12月12日から東京・渋谷のRed Bull Studios Tokyo、12月19日から東京・原宿のBANK GALLERYで開催される。 中咽頭がんの治療に専念するため、昨年7月から音楽活動を休止していた坂本龍一。復帰作として12月12日から公開される山田洋次監督の新作映画『母と暮せば』の劇中音楽を手掛けており、楽曲の制作はRed Bull Studios Tokyoで行われた。 写真展は、Red Bull Studios Tokyoで『母と暮せば』のサウンドトラックを聴きながら、坂本の音楽制作現場を追体験することができる第1部と

蜷川幸雄演出の舞台『元禄港歌 ―千年の恋の森―』が、2016年1月7日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーン、2月6日から大阪・シアターBRAVA!で上演される。 1980年に初演された同作は、元禄時代の大商店・筑前屋を舞台にした作品。三味線を弾きながら各地を転々とする盲目の女芸人たち、瞽女の「母親」として生きる糸栄の秘密や、自分の出自に疑問を持ち、糸栄こそが自分の本当の母親だと確信していく筑前屋の長男・信助と、瞽女の娘・初音の恋を描く。 糸栄を演じるのは市川猿之助。共演者には瞽女の娘・初音役の宮沢りえ、信助役の段田安則をはじめ、信助の弟で筑前屋の放蕩息子・万次郎役の高橋一生、初音の妹で万次郎と恋人関係にある歌春役の鈴木杏らが名を連ねている。 同作の作家は、蜷川演出の舞台『近松心中物語』の台本も担当した秋元松代。音楽はマルシアの“ふりむけばヨコハマ”、森進一の“おふくろさん”な

石野卓球がNew Orderの楽曲“Tutti Frutti”のリミックスを手掛けたことがわかった。 “Tutti Frutti”は、今年9月にリリースされたNew Orderのアルバム『Music Complete』に収録されている楽曲で、トム・ローランズ（The Chemical Brothers）が共作者に名を連ねている。同曲はイギリスのレーベル「Mute」から12月11日にシングルカットされ、Hot Chip、トム・トラゴ、リッチー・アームドらがリミキサーとして参加することがこれまでアナウンスされていた。 石野によるリミックスのリリース形態は、現時点では明かされていない。なおNew Orderは石野と電気グルーヴの活動に影響を与えたアーティストとして知られており、電気グルーヴの楽曲“N.O.”のタイトルが、石野が当時ファンだったNew Orderの略だという説や、高校生だったピエー

11月25日にリリースされるレキシのシングル『SHIKIBU』から収録曲“SHIKIBU feat. 阿波の踊り子”のPVが公開された。 “SHIKIBU feat. 阿波の踊り子”は、「阿波の踊り子」ことチャットモンチーをゲストに迎え、1人の女性としての紫式部の心情を歌った楽曲。京都で撮影されたというPVには、「劇団シキブ」こと八嶋智人が公家の役で出演している。 PVのテーマは「鬼ごっこ」。八坂通り、建仁寺、行者橋、鴨川沿いの店、叡山電車の車内などを舞台に、矢島が十二単を纏ってメイクをしたレキシを追いかけて戯れる様子が捉えられている。撮影はほぼ一発撮りで行われ、2人のアドリブが多く取り入れられているという。また公開された映像では、同PVに加え、カップリング曲“Takeda' 2 feat. ニセレキシ（U-zhaan）”のレコーディング風景も確認することができる。 レキシ 『SHIKIB

奈良美智の個展『Shallow Puddles』が、10月2日から東京・原宿のBLUM & POEで開催される。 同展では、2004年と2006年に制作されたペインティング作品を紹介。展示は、大きな瞳の人物が描かれたキャンバス生地を丸い皿にパッチワーク状に貼り付けた作品12点を中心に構成される。同シリーズは、2004年に制作された6点が同年に大阪・graf media gm、2006年に制作された6点が同年に青森・吉井酒造煉瓦倉庫で発表されており、今回東京で一堂に展示されることになった。 なお同展の開催にあわせて日英バイリンガルの展覧会カタログを刊行予定。同書には、これまでに奈良の様々なプロジェクトに関わってきた青森県立美術館学芸員・高橋しげみによるテキストが掲載される。

12月から全国7か所のユナイテッド・シネマグループの劇場に4DXが導入。記念上映が各劇場で開催される。 4DXは、映画の内容にあわせて劇場内で雨や風、煙、香り、座席の振動など11の特殊効果を楽しむことができる体感型映画上映システム。12月2日からユナイテッド・シネマとしまえんを皮切りに、ユナイテッド・シネマ新潟、ユナイテッド・シネマ入間、ユナイテッド・シネマ水戸、ユナイテッド・シネマ枚方、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ橿原に導入される。 今回の導入を記念して4DXで上映されるのは、『ジュラシック・ワールド』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ベイマックス』『パシフィック・リム』の4作品。『ジュラシック・ワールド』と『ベイマックス』は吹替え版、そのほかの作品は字幕版での上映となる。また12月4日から公開される『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS

Bose（スチャダラパー）と福岡晃子（チャットモンチー）による絵本『なんかへんな日』の出版資金募集が、クラウドファンディングサイト「makuake」でスタートしている。 『なんかへんな日』は、作り手であるアーティストと、読み手となる子どもたちが共同で作り上げる絵本。子どもたちが絵本の空白部分に物語を書き加えたり、絵を描いたり、色を塗ったりするなど、物語の中で考えたことをアウトプットすることでオリジナルの絵本を作ることができる『50％えほん』プロジェクトによって制作される。 『なんかへんな日』の物語は、子ども向け番組『ポンキッキーズ』に出演していたBoseが執筆。教員免許を持つ福岡が作画を担当し、デザインをグラフィックデザイナーのSHOJI desu、監修はおもちゃコンサルタントおよび「えほんジョッキー」として活動するマーチ近藤雅恵が務める。 なお支援のリターンには、絵本巻末のクレジット掲載

大根仁監督の新作映画『SCOOP!』が、2016年秋に全国東宝系で公開される。 1985年に公開された原田眞人監督の映画『盗写1/250秒』をもとにした同作。かつては写真週刊誌『SCOOP!』に所属し、数々のスクープを撮ってきたが、現在は芸能スキャンダルを追うフリーカメラマンの都城静が、『SCOOP!』の新人記者・行川野火とタッグを組み、次第に大きな事件を追うことになる、というあらすじだ。 カメラの腕は確かだが、酒とギャンブルが好きで借金に追われる46歳のパパラッチ・静を演じるのは福山雅治。ファッション誌を希望していたが、『SCOOP!』に配属された野火役を二階堂ふみが演じる。さらに『SCOOP!』の副編集長・横川定子役に吉田羊、同じく副編集長の馬場役に滝藤賢一、静の旧友でネタを提供する情報屋のチャラ源役にリリー・フランキーがキャスティングされている。なお福山が大根監督の作品に出演するのは