日本は治安がいい、というが外国はどうなのか。―個人旅行をするとめっっちゃわかる「治安の差」
コロナ禍がはじまってから、外に出る時はマスクをしよう、という風潮になった。
公園など開けた場所でも、人が密集する場所ではマスク着用が望ましいとされ、キャンプのようなアウトドアでもトイレや炊事場など人の集まりやすい場所ではマスク推奨、登山では山頂が混む場合は人としゃべる距離に気をつけること、となり、山小屋はマスクに加えてインナーシュラフ持ち込みもルールになった。
ただ登山は、肺活量の限界まで使うスポーツなので、マスクなんぞしてたらすぐ息が上がる。マスク着用したままで登れるほど山は甘くはない。
そんな中、登山者たちは「マスクだけどそんなに苦しくない」という触れ込みのアイテムに手を出し始めた… こういうやつである。
完全に 山岳ゲリラ
いや、最初このスタイルの人と山の中で出会った時は、正直ビビりましたw
だってこれ…日本以外の国だとゲリラのスタイルだもん…。
この格好の人が細長いもの持ってウロウロしてたら、回れ右して逃げますよ?? 誰も逃げない日本スゲーな。いや、日本が平和過ぎるんだって。反政府勢力が山に潜んでない。警察から逃げてる泥棒とかマフィアの抗争もない。山で殺人が起きない。そもそも誰も銃を持ってない。猟師さんはいるけど猟する場所と登山道は別区画だし。
そんな危険なとこ行くの? という話だが、そもそも女一人でふらっと山に入って無事に戻って来られる国なんて、滅多にない。南米の大半の国なんかは、街に近い山=貧民が住み着いてる区画 or ゲリラがどこかに潜んでる場所 である。
これは個人旅行をすればわかる。ガイドブックに示されているモデルコースなどは、比較的平和なところをチョイスしてある。モデルコースに従わず、自分の行きたいところを任意でピックアップして、どうやったらそこに行けるのかを自力で調べてみるような作業をしないと、危険情報に行き当たらないのである。
例)チリのバルパライソって街に行きたい
A.バスツアーで現地に行ってガイドさんに案内されて帰ってくる場合
B.自分でバスに乗って現地に行ってガイドブックに従ってコースを回って帰ってくる場合
C.自分でバスに乗って現地に行って日本のメジャーなガイドブックに載ってない博物館に行って帰ってくる場合
AとかBのパターンで現地に行った人は多分、「新しくて綺麗な街だなぁ、言われるほど危険なさそうじゃない?」で帰ってくると思うんだが、Cのパターンだと、マジで?? こんな危険なの??? ってなると思う。今どきはインターネットがあるのでググれば博物館の位置と乗るべきバスの情報/徒歩ルートくらいは出てくる。ただ途中にスラムっぽい区画があるとかは口コミを見たりストビューで確認したりしないと分からない…。
諸外国では、自分の住んでる街なのに、南半分はヤバくて行ったことがない、みたいな状況も発生する。
海外のポケGO勢が、徒歩じゃなく車に乗った状態でポケストップ回ってるのも、徒歩で知らないとこウロウロ出来ないからなのだ。日本が段違いに治安良すぎるのだ。(危険なところが皆無ではないが、かなり限られる&そこの危険度も「誘拐されて身代金を巻き上げられる」とかいうレベルではない)
というわけで、山岳ゲリラと出くわしても普通の登山者と思いそうなレベルで平和に慣れ親しんだ日本人の感性って、たぶん独特なんだと思うよ。という話である。
日本旅行者が呑気過ぎる、的な話は定期的に言われるが、本当にそうだと思った冬山のある日であった。
公園など開けた場所でも、人が密集する場所ではマスク着用が望ましいとされ、キャンプのようなアウトドアでもトイレや炊事場など人の集まりやすい場所ではマスク推奨、登山では山頂が混む場合は人としゃべる距離に気をつけること、となり、山小屋はマスクに加えてインナーシュラフ持ち込みもルールになった。
ただ登山は、肺活量の限界まで使うスポーツなので、マスクなんぞしてたらすぐ息が上がる。マスク着用したままで登れるほど山は甘くはない。
そんな中、登山者たちは「マスクだけどそんなに苦しくない」という触れ込みのアイテムに手を出し始めた… こういうやつである。
完全に 山岳ゲリラ
いや、最初このスタイルの人と山の中で出会った時は、正直ビビりましたw
だってこれ…日本以外の国だとゲリラのスタイルだもん…。
この格好の人が細長いもの持ってウロウロしてたら、回れ右して逃げますよ?? 誰も逃げない日本スゲーな。いや、日本が平和過ぎるんだって。反政府勢力が山に潜んでない。警察から逃げてる泥棒とかマフィアの抗争もない。山で殺人が起きない。そもそも誰も銃を持ってない。猟師さんはいるけど猟する場所と登山道は別区画だし。
そんな危険なとこ行くの? という話だが、そもそも女一人でふらっと山に入って無事に戻って来られる国なんて、滅多にない。南米の大半の国なんかは、街に近い山=貧民が住み着いてる区画 or ゲリラがどこかに潜んでる場所 である。
これは個人旅行をすればわかる。ガイドブックに示されているモデルコースなどは、比較的平和なところをチョイスしてある。モデルコースに従わず、自分の行きたいところを任意でピックアップして、どうやったらそこに行けるのかを自力で調べてみるような作業をしないと、危険情報に行き当たらないのである。
例)チリのバルパライソって街に行きたい
A.バスツアーで現地に行ってガイドさんに案内されて帰ってくる場合
B.自分でバスに乗って現地に行ってガイドブックに従ってコースを回って帰ってくる場合
C.自分でバスに乗って現地に行って日本のメジャーなガイドブックに載ってない博物館に行って帰ってくる場合
AとかBのパターンで現地に行った人は多分、「新しくて綺麗な街だなぁ、言われるほど危険なさそうじゃない?」で帰ってくると思うんだが、Cのパターンだと、マジで?? こんな危険なの??? ってなると思う。今どきはインターネットがあるのでググれば博物館の位置と乗るべきバスの情報/徒歩ルートくらいは出てくる。ただ途中にスラムっぽい区画があるとかは口コミを見たりストビューで確認したりしないと分からない…。
諸外国では、自分の住んでる街なのに、南半分はヤバくて行ったことがない、みたいな状況も発生する。
海外のポケGO勢が、徒歩じゃなく車に乗った状態でポケストップ回ってるのも、徒歩で知らないとこウロウロ出来ないからなのだ。日本が段違いに治安良すぎるのだ。(危険なところが皆無ではないが、かなり限られる&そこの危険度も「誘拐されて身代金を巻き上げられる」とかいうレベルではない)
というわけで、山岳ゲリラと出くわしても普通の登山者と思いそうなレベルで平和に慣れ親しんだ日本人の感性って、たぶん独特なんだと思うよ。という話である。
日本旅行者が呑気過ぎる、的な話は定期的に言われるが、本当にそうだと思った冬山のある日であった。