シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ⑭帰国へ

ベルギーから帰国する日の朝ごはんです。

オーナーさんおすすめの近くパン屋さんで昨日買っておいたパンで済ませます。
使った食器などを洗って、忘れ物等をもう一度点検してから、オーナーのLydiaさんへ、妻がお礼のメッセージを書いたカードをダイニング・テーブルの上に置いて、鍵をかけて出発です。鍵は、郵便受けから室内に入れて、オーナーさんに電話を入れます。
「あなた方は、本当に素晴らしいゲストでした」とのお言葉をいただいたと妻が大変喜んでいました。

「ブリュッセル・ザベンテム空港」に到着しました。

宿からは、「定額タクシー」で空港まで来ました。60ユーロです。
昨夜駅前にいたタクシーのドライバーに尋ねたら、「57.75ユーロ定額で空港まで行くよ」と名刺をくれたのですが、朝電話をしてもつながりません。仕方がないので、オーナーさんに聞いていたタクシー会社に電話をすると、ちょっと高い「60ユーロ」でした。
宿からメッヘレン駅までタクシーを利用して、列車で空港まで向かっても2人で40ユーロ程かかりますので、ここは定額タクシーを選択しました。

「ブリュッセル→フランクフルト」間は、ルフトハンザ航空の運航便ですが、チェックインは同じスターアライアンスのブリュッセル航空のカウンターでします。

なお、ブリュッセル空港へ列車で向かう(から列車で移動する時も)場合、「スタンダード・チケット」以外のチケットは、「空港駅利用料が+1人6.4ユーロ」かかります。また、列車のチケットは、空港駅から空港に入るゲート(空港駅に入る場合も)で必要になりますので、なくさないようにしてください。

「ブリュッセル・ザベンテム空港」の制限外のフロアー

多くの乗客です。

ブリッツセル・ザベンテム空港

妻がお買い物中なので、私は一休み。「Hoegaarden」の白ビール。ベルギービールの飲み納めです。
「ヒューガルデン」は、小麦のほんのりとした甘みや華やかな香り、オレンジピールのほろ苦さとコリアンダーのスパイシーさが絶妙にマッチした、ベルジャンホワイトという種類のビール、だそうです。日本のスーパーでも見かけたことがあります。確かにフルーティーで旨いビールです。

ブリュッセル空港

空港内をぶらぶらします。

「ブリュッセル空港」

空港内をぶらぶらします。
電気自動車、どんどん普及していきますね。

ブリュッセル空港

「セキュリティ・チェック」を受けて、搭乗ゲートへ。

妻が買ったお土産の紙袋を2つ持っていたのですが、セキュリティ・チェックの係員に「1つにまとめてください」と言われました。
国際線の場合は、あまり細かいことを言われたことはないので、ちょっとびっくりしましたが、以前ウィーン空港では、セキュリティ・チェックに向かう手前の通路で、「機内持ち込み荷物」のサイズをチェックしていて、サイズオーバーの荷物は、預けるように指示されていた場面に出会ったこともありました。EU圏内を結ぶ路線の方が、機内持ち込み手荷物のチェックは厳しいのかもしれません。

ブリュッセル空港

制限エリア内は警官があちらこちらを頻繁に巡回しています。

ブリュッセル空港11:20発　LH1009便(SQ2265便)
フランクフルト空港まで、1時間のフライトです。

LH1009便(SQ2265便)の機内

ほぼ満席です。

LH1009便(SQ2265便)

機材は、「エアバスA319-100」でした。

何事もなく、定刻に「フランクフルト空港」に到着しました。

出国審査前に少し腹ごしらえ。

お昼時で、どのお店も長蛇の列でしたが、ビール「Licher」とデカいサンドイッチをなんとかゲット。サンドイッチは当然妻と半分こ。

フランクフルト空港14:35発　SQ329便

シンガポール・チャンギ空港まで、12時間25分のロング・フライトです。

フランクフルト空港14:35発　SQ329便

SQ329便の機内

真ん中の3列シートを指定。往路よりはかなり混んでいます。

1回目の機内食(夕食)

メニューは写真を見ても思い出さないのですが、きれいに平らげたことは覚えています。

順調に飛行が続いています。黒海付近を飛んでいます。

2回目の機内食(朝食)

オムレツとソーセージ、ハッシュドポテト。
大変美味しかったです。

後2時間ほどでシンガポールに到着です。

ほぼ定刻の9:00過ぎに無事にシンガポール・チャンギ空港ターミナル2に到着しました。まず、往路にも立ち寄ったターミナル2の「リラックス・コーナー」で休憩をとってゆっくりします。
私は、とりあえず、フードコートにあるお店でタイガービール。

一休みを終えて、スカイトレインでターミナル3に移動します。

スカイトレイン

シンガポールは蒸し暑いですが、天気はよさそうです。

ターミナル3では、往路の乗り継ぎ時に目星をつけていたショップで、お土産物を買ったり、うろうろしているうちに、搭乗時間が迫ってきました。
搭乗ゲートは、往路のロンドン便と同じA2ゲートでした。

シンガポール空港13:55発SQ622便　関西国際空港21:35着
関西空港まで6時間20分のフライトです。

SQ622便

往路と同様に、結構空いています。

機内食

この「カレーライス」、日本で食べる「昔懐かしいカレーの味」で、大変美味しく食べました。そばもほんとに美味しかったですね。

映画を見たり、機内をうろうろしたりしていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。後30分もすれば、関西空港に到着です。

関西国際空港に無事に到着しました。

21時半を過ぎての到着なので、神戸空港へのベイシャトルを利用して空港に戻り、自宅まで帰ると日付が変わってしまいます。疲れ果てて自宅に戻るのも嫌なので、今日は関空近くのホテルで後泊します。コロナ過は終わりを告げつつありますが、ベイシャトルはまだコロナ過前までの便数には復活していませんので仕方ないですね。

関西空港からJRの関空快速で「東岸和田駅」直結のホテルまで移動します。

「ホテル　ルートイン大阪岸和田」へ到着。

駅直結のシティホテルです。オープンも最近で、清潔でいろんな設備が充実しています。
朝食付きツインルーム　1泊11,700円

チェックインを済ませて、荷物を部屋に置いてから夕食に行きます。駅にある「なか卯」さんへ。この旅の締めくくりビールは、「キリンの一番搾り」。
イギリスでもベルギーでも、今回もたくさんのビールを飲んできました。そのどれもがとても旨かったのですが、日本のビールもやっぱり旨いです。

日本に帰ったら真っ先に、これを食べたいと思っていた「きつねうどん」と親子丼のセット。日本に帰ってきた実感が湧きます。

「ホテル　ルートイン大阪岸和田」

昨日は夜遅くなったこともあり、朝をゆっくりしていたせいで、朝食会場の「最終の客」になってしまいました。それでも朝食をゆっくり食べさせていただき、チェックアウト。
「後泊」、なかなかいいですよ。日本帰ってきた安心感もありますが、旅の余韻に浸りながら、何もせずにゆっくりするのもいいものです。

電車で関西空港に戻り、ベイシャトルで神戸空港へ。マイカーで自宅に戻りました。

初めてイギリスを訪れた2011年に、コッツウォルズの保存鉄道で偶然知り合いになったエリオットご夫妻、その時撮った写真をお送りしたことが交流の始まりでした。そして、翌年は会社の同期でポン友でもあるM君ご夫妻と、スコットランドを中心とした2度目のイギリスへ。スコットランドを訪れた帰路にエリオットご夫妻のお宅にお邪魔し、短い時間でしたが、ほんとに素敵なお宅で手作りのサンドイッチでおもてなしを受けました。
その後エリオットご夫妻とは、年に数度のカードや手紙のやり取りが続いていましたが、その中で、ご夫妻のご自宅が、近くのバーミンガム国際空港の改修・拡張工事により、真上を飛行機が飛び始めたこともあり、引っ越しを考えておられるとお聞きしていました。また、お互いに高齢期(ご夫妻は私達より少し上の年齢です)に差しかかったこともあって、何とか「もう一度お会いしたいね」と機会あるごとに妻と話しをしていました。そして、そのことをお伝えしたところ、「ぜひ機会があればもう一度いらしてください。何日でも滞在してください。」とのうれしいご返事をいただけたのが今回の旅のきっかけです。

ご自宅には、1泊2日と短い滞在でしたが、この10数年間のお互いの暮らしで起こったことや周りの環境や暮らしぶりの変化、そして未曽有の「コロナ過」など様々なことについて深く語り合うことができました。また、ご夫妻の普段の暮らしや地域の方々との交流を垣間見ることもでき、なによりエリオットご夫妻と素晴らしい時間を共有できたことが、この旅で一番うれしかったことです。
私達夫婦の2度のイギリス旅行の大切な思い出の上に、また新たな大切な思い出を重ねることができました。

私達夫婦の「備忘録」にも似たブログに、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
なお、すべて個人で手配した旅なので、個人で旅行される方の何らかの参考になれば幸いです。