シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ①ロンドンへ

自宅からマイカーで神戸空港に向かいます。神戸空港から関西国際空港まで、「ベイシャトル」で向かいます。ベイシャトルを利用すると、神戸空港側の専用駐車場が旅行期間中無料になります。
乗船ターミナルで妻と荷物を下ろしてから車をとめて、ターミナル内に入ります。
ベイシャトルは、神戸市のショッピングセンターなどで使える会員カード提示で少し割引になります。

19時発のベイシャトルで関西国際空港へ向かいます。船内は10名弱の乗船客で貸し切り状態です。30分ほどで空港に到着。

関西空港第1ターミナルのシンガポール航空カウンターでチェックイン。
年金暮らしの身では、コロナ過以降日系や欧州系航空会社の利用は高嶺の花になりましたので、中東系や東南アジア系を検索していました。結局、時間がかかりますがシンガポール航空が一番価格も安く、旅程的にもフィットしたので決めました。
往路　関西空港⇒シンガポール・チャンギ空港⇒ロンドン・ヒースロー空港
復路　ブリュツセル空港⇒フランクフルト空港⇒チャンギ空港⇒関西空港
エコノミー　1人約150,000円(一部有料座席指定含む)

出国審査とセキュリティチェックを済ませて、制限エリア内に入ってみると免税店やラウンジはもちろんのこと、数少ない飲食関係もすべて閉まっています。人影もまばらで、「これでは関西空港ではなく、"閑散"空港やな～」とぼやきつつ、搭乗ゲートに向かいます。
空港で何か食べられるかと思っていたのに、まさかの状況でちょっと驚きましたが、元気で稼働していた「飲料の自販機と菓子パンの自販機」で飲み物とクリームパンを買って、機内食までの空腹を満たしました。

搭乗ゲート28番。

シンガポール航空・SQ623便
23:25発でシンガポール・チャンギ空港には、翌朝の4:40着の予定です。所要時間　6時間15分(時差　1時間)

雨がそぼ降る中、出発準備が進められています。

搭乗しました。エコノミー席はざっと見た感じ、後方は結構空席があります。真ん中の3人席でしたが、幸いなことに右隣が空席だったこともあり、機内での移動なども便利で、快適に過ごせました。

23:25発予定でしたが、機体が23:30に動き出し、離陸は23:42でした。ただ、到着予定は、4:40予定が5:30到着の予定とアナウンスがありました。途中気流の悪い区間が結構あり、かなり揺れましたので、天候不良が遅れの原因かもしれません。

ようやく機内食にありつけました。
チキンのシチューとたっぷりのマッシュポテト&野菜。ビールは、やはり「タイガー・ビール」ですね。お蕎麦もつゆも大変うまいです。
言っちぁなんですが、去年の中東系航空会社の機内食とは雲泥の差。美味しくいただきました。
機内のホスピタリティーも十分評価できます。

映画を1本見て、運動がてら機内をウロウロしたり、スケジュール表を確認したりして、あっという間にシンガポール・チャンギ国際空港に到着です。
ランディングしたのは5:32、ターミナル2のゲート到着は、約1時間遅れの5:40でした。

スカイトレイン(ターミナル間連絡用)のターミナル2駅。
ロンドン・ヒースローへの便は、ターミナル3からの出発ですが、乗り継ぎの待ち時間はたっぷりある(到着が1時間遅れたので約7時間)ので、とりあえずターミナル2にあるリラックスコーナーへ行きます。

ターミナル2・Eゲートに向かいます。
私達は入国しませんが、途中で見えた入国審査場です。改札口のような自動化ゲートが見えます。

Eゲートへ向かう途中にあった庭園。

Eゲートへ向かう途中にあった庭園。

Eゲートへ向かう途中にあった庭園。

Eゲート4番と5番付近にある「リラックスコーナー」です。
早朝なのでよく空いています。(復路も寄ったのですが、昼間でもよく空いていました)体を横にして休めます。充電設備もありますので、充電しながら、夜が明けるまでしばらく仮眠と休憩をとります。

午前7時頃にようやく外が明るくなってきました。リラックス・コーナーから見える「スクート航空」の機体。

ゆっくりと休めましたので、そろそろターミナル3に向かいます。

ターミナル2からターミナル3へ移動するスカイトレインは2つのラインがあり、1つは、ターミナル1を経由して向かうラインで、これに乗ると途中で「ジュエル」の中を通ります。もう1つは、ショートカットして直接ターミナル３へ向かうラインです。

スカイトレインの乗車口。

スカイトレイン　無人運転で運行しています。

ターミナル3にやってきました。「ジュエル」が見えるラインに乗ったのですが、反対側を見ていたのでうっかり見過ごしました。帰りの楽しみにとっておきましょう。

メインターミナルとなるターミナル3は、通路に沿って免税店や有名ブランドが立ち並び、早朝ですが多くの人が行き交います。

シンガポール生まれの高級紅茶「TWG tea」の店先に並ぶ、色とりどりのマカロンです。

ターミナル3を散策します。

ターミナル3を散策します。
帰りの乗り継ぎ時間内に買えそうなお土産に目星をつけておきたいと思います。

ターミナル3を散策します。

モロッコ生まれの「BACHA COFFEE」
ターミナルの中でも、この店が一番目立っていましたね。

ターミナル3を散策します。

「BACHA COFFEE」の店内

ターミナル3を散策します。

「BACHA COFFEE」の店内
どの品も「いいお値段」です。

ターミナル3を散策します。

ターミナル3を散策します。

日本の有名ラーメン店もありました。

Aゲート近くのベンチで少し休憩。
午前10時過ぎに、ゲート番号が表示されました。
12:35発　A2番と表示されました。

午前11時を過ぎ、お腹もすいてきたので搭乗前に少し腹ごしらえをします。
通路の2階部分にあるフードコートへ。

エスカレーターで上がったところに注文する機械が並んでいます。

どんなお店があるかなあ、と見て回ると、中華やエスニック系が多いようです。

飲茶を2品(計7.0SGドル＝740円程)と奥にあった「セブンイレブン」で飲み物を調達。他の飲食店は、やはり「空港価格」で結構な値段ですが、ここは安くて味も良かったです。

フードコート、こんな感じです。

搭乗口へ向かいます。
いくつかの搭乗口ごとに「セキュリティ・チェック」があり、そこを抜けて中待合室に入ります。

中待合室から見たセキュリティ・チェックです。

中待合室の様子。

シンガポール航空　SQ318便
シンガポール・チャンギ空港12:35発　ロンドン・ヒースロー空港19:15着
所要時間　13時間40分の長いフライトになります。

無事にロンドンまで運んでください。
よろしくお願いします。

搭乗しました。
今回は、長時間フライトということもあり、ロンドンまでの往路のみ、「プレミアム・エコノミー」を予約しました。
昨年の旅行で、妻が腰を少し痛めた経験から大事をとりました。
この区間も真ん中の3列シートでしたが、幸いなことにまた右隣が空席でした。
ゆったりしたシートで、とても快適に過ごせましたが、結構冷房がきついので、上に羽織るものは必須です。

12:35分定刻通り機体が動き出しました。離陸は13:00ちょうどでした。

1回目の機内食。

シンガポール航空のプレミアム・エコノミーは、ラウンジの使用はできないのですが、機内食は2回とも、豊富なメニューから好きな料理を選んで予約しておくことができます。
シーフードのパスタ(ペンネ)です。エビ、イカ、白身魚など具材もゴロゴロ入っていて、白ワインと相性ピッタリで大変美味しかったです。もちろんタイガー・ビールとも相性ピッタリですが。

妻が選んだ、シンガポール名物「チキンライス」。
大変美味しかったそうですが、うっかり多めにかけた「チリソース」が激辛で、ライス部分は途中でギブアップでした。
食後のアイスクリームでクールダウンできましたが。

飛行は順調のようです。
夫婦二人とも、長時間のフライトはあまり苦にならないたちなので、それぞれがそれぞれなりの楽しみ方をして時間を過ごします。
機内エンターテイメントも大変充実していると思いますが、私は「映画」を楽しむことが中心です。
「インディー・ジョーンズ」を1本、そして、ファンでもある「スター・ウォーズ」を2本楽しむことができました。もちろんすでに見た作品ですが、何度見てもいいですね。

2回目の機内食は、ふたりともに「ビーフ・グラーシュ」、これも赤ワインに合って大変美味しかったです。デザートのケーキも良かったですよ。

長いフライトを終えてロンドン・ヒースロー空港ターミナル2に到着しました。
19:03にランディング。ゲート到着は定刻より少し早い19:13でした。

入国審査は、「自動化ゲート」利用の方が、ざっと見ても100人程度の行列になっていましたが、さすがに進み方が早く、20分程度でバッゲージクレームに出ました。荷物も無事に出てきました。以前は、「ヒースロー空港＝ロスト・バッゲージ」と悪名が高かったですが。

ロンドン・ヒースロー空港ターミナル2・「The Queen's Termimal」

出口でアパートメントのオーナーに到着時間を連絡してから、「エリザベス・ライン」で、ロンドン東部の「ウーリッジ」まで行きます。

エレベーターで地下に降ります。

かなり話題になっていた「エリザベス・ライン」ですが、エレベーターの案内も黄色が目立ちすぎて、ちょっとわかりにくいです。

いきなり「ATM」の写真ですが、到着早々「恒例のハプニング」です。
エリザベス・ラインへ向かう途中に、地下鉄駅の傍にあったこのATMで、とりあえず少しキャッシングすることにしました。
画面の表示に従って手順をすすめ、クレジットカードも取り出し、レシートも発行されました。
ただ、黄色い枠取りがしてある「現金取り出し口」がまったく作動しません。そして、ATMの画面が写真のようになってしまいました。お金は出てこず、レシートだけが手元に残りました。
近くの地下鉄改札口にいた職員に事情を話しましたが、「機械に書いてある連絡先に連絡するしか方法は無いと思う」とのこと。
急いで連絡はしてみたものの、こちらの事情もよく聞かずに、「後ほど連絡をします」との返事。
いつもは、こんな事態に備えて、「昼間に、銀行内にあるATM」を利用することが多いのですが、ウーリッジから利用するタクシーがカード使えないこともあると思って、安易にキャッシングしてしまいました。反省。
仕方がないので、とりあえずアパートメントに向かうことにしました。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」(翌朝の写真)

右側の赤いドアの2階建てで、「2ベッドルーム」のアパートメントです。いわゆる「棟割長屋」風の建物です。
「ブッキング・コム」で予約。2泊で215.6ポンド(38,310円)、2泊した後1日おいて、もう2泊同じアパートメントに宿泊します。(後半2泊も同額で予約)

昨年の欧州旅は、「コロナ過いまだ治まらず」の感がありましたので、「2人とも同時に感染する」事態を避けるために、「2ベッドルームのアパートメント」を初めて利用しました。幸いどちらも感染することなく無事に帰国出来ましたが、実際に利用してみると、実にいい点がたくさんありました。
例えば、ホテルに帰ってからでも、ベッドで休むまでの手順や手間が夫婦と言えども、男と女では違うことが多いですから、部屋が独立して使えるのは、お互いにあまり気を遣わずに自由に自分流にできます。また、寝る時間も起きる時間にもやはり違いがあります。寝る時間もそれぞれですし、どちらかが先に目覚めても、お互いの身支度やその日の準備も、相手を起こさないようにとか、音をあまり立てないようにとか、気を遣わずにできます。もちろん、私のいびきに妻が悩まされることもありません。そのようなことも含めて今年も「2ベッドルーム」のところをすべて予約しました。

ヒースロー空港からエリザベス・ラインの直通(アビー・ウッド行き、コンタクトレス・カードで乗車できます、路線バスも同様です)で約1時間弱，ウーリッジ駅から路線バスで10分程度。バス停からは徒歩2～3分。静かな住宅街にあります。
ウーリッジ駅の南側すぐに、ドックランドレイルとナショナルレイルの「ウーリッジ・アーセナル」駅があり、そこのタクシー乗り場からタクシーで向かいました。カードが利用できて、17ポンドでした。
とんだハプニングで予定時刻より遅くなりましたが、オーナーのAnthonyさんとコンタクトがとれ、すぐに来てくれました。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

オーナーのAnthonyさんが、いろいろと親切に説明してくれました。日本のお土産をお渡ししたのですが、予想外にとても喜んでいただけました。
入り口を入った奥がリビング・ダイニングルーム。(写真右奥が入り口のドア)
テレビは、動画サイトも見れるようになっていました。無料Wifiも使えます。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

入り口のすぐ右にあるキッチン。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

入り口のすぐ右にあるキッチン。
自炊に必要なものはほぼそろっています。
キッチンの向かい側がトイレ。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

リビングの横から階段で2階に上がります。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

2階にある1つ目の「ベッドルーム」

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

2階にあるもう一つの「ベッドルーム」
どちらのベッドルームも少し狭いですし、ベッドサイドにテーブルが無く、照明もないのでちょっと不便。
でも大変清潔に保たれています。それもそのはず、3か月前にリノベーションしたばかりだそうです。

貸切の一軒家(アパートメント)「Ed-space 1」

2つのベッドルームに間にある、バス&トイレ。
バスタブ付きです。
とんだハプニングでちょっと落ち込みましたが、ゆっくり湯に浸かって、アーセナル駅前の商店で仕入れたビールを飲んで、今日はおしまい。

シニア夫婦欧州旅～思い出重ねる三度目のイギリス&ベルギー&ちょこっとオランダ②ウィンザー城へ　に続きます。