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【創の考え事】感覚が薄い
2023/ 03/ 02 知らない事が有る、僕は知らない。だが皆を不穏にさせる程、隔絶された場所に目覚めたらあの日は居たんだよ。
知らない、僕は其の場所を知ってた訳じゃない、創った訳じゃない、皆が分からない様な場所を僕は創らない、皆の場所を創る。でも可笑しいかな?何故だろう、僕はしらないんだ、最後倒れた様な記憶が有るけど何の実感も無い。君が5日目だって言ったのもよく分からない、聞いても聞いても僕には昨日の今日だったから如何して、皆が不穏な空気と淀みの世界に包まれて居たのか分からない。
ロシンにも言われたし僕が遣った訳じゃないんだけれど、対策を考えないと行けない。何でだろうなあ、突然、5日後だなんて言われても、僕には昨日の今日で、何時も通り日付がズレてるだけなんだ。君が、どれほど苦しんだとしても僕に其れがよく分からない。
そして何故僕は空けた?其の理由が最も難しい、全く知らない。
家族の居る世界を空けた訳じゃない、でも家族の誰もが認識出来ない場所に行ったのは変だ、そんな心も無い。ずっと僕は家族と共に在れたら良いのに其れを否定し兼ねない行為だ、僕は何故空けた?アタ君が途轍もなく苦しんで、ロシンを悲しませて彼等にも手間を増やさせ、起こされ無ければずっと眠って居た。
ふふ。
僕を起こす方法は簡単で、只首を片手で握るだけ、其れで僕は呼ばれる。起きるかは時間に依るけれどでもあの日、アタ君は凄く強く絞めた、とても強い力で。彼の強い力が無ければもっとアタ君は不安になって居ただろう、僕を起こす迄絞めるつもりだったらしいけれども、何故普段そうされなくても起きれるのに急に僕は、空けた?
何故空けるのだろうね、何の覚えも無い。如何して原因が究明出来ようかね、ううむ。如何して?
分からない、確か君は「何か苦しんでて、次の日には居なくなってた」と言ってた気がして、其れがよく思い出せなくて…。5日間も空けたなんてよく分からない、苦しくて起きたらあの場所に居たんだ。
文字で表せば…文章か、なら…黄色と桃色の入り混じる線の無い世界。其の出入口は僕でも分からないであろう程狭かったな、出ようとしないと出れない、出入り口が無い場所だったから。壊して穴でも空けて潜るしかない。
行った訳じゃないのに。問題点は明確に近いか、僕が不在だったらしい期間でアタ君の正常さが段々失われてしまう事により器の維持と人間を傷付けない事が難しくなるかもしれない事、何が根源か知らないけど僕等の場所が淀みの様に黒ずんで居て其処に居る子達の精神面で苦しい所が出て来ていた事(特にアタ君とロシンだが…言われないと僕も把握が難しい)、そして今回の件に関して思い当たる事が無いので対策を講じられない事。
何でだろう?知らないし、僕の一番近い所に殆ど居る彼等が必死に起こす程事態は悪かった、アタ君の状態も昔からの頼もしい子が治す必要が有る程悪くて…?
うーん。あの日…よく分からない。動画を見た後具合が悪くなったけど、其れ以上は何も無い。其れより前は何だろう、…色々作業をしてたかなあ。最近の記憶しかないや。昨日の。…アタ君が広間を傷付けたって残して有るけど彼なのかなあ…。今回は本当によく分からない。
でもそうだ、忙しくしてて創作に手を付けない日が増えてたんだ。自覚は薄いんだけれど僕は何日かに一度創作か家族に関する作業を無理にでもしないと、何かが可笑しくなって行く。其れを忘れたら此の世に居る用事が無い、殺す方へ移行しなければならない。其れを防げるのは昔からの親友だけだが、最近彼の表情の翳りが気になるな。優しさで死んではならないよ…僕等がそんな死に方をした者に単純な安らぎを提供すると、思えないだろう。君はそう死ぬべきではない、ロシンもアタ君も間違った死に方をすべきではない。
どんな子も必ず迎え得る日に湛える賛美を、そう思うのなら僕は責任を持たなければならない。だが、うーん。持ってるのにな。いや、謝るとかそんな物は役に立たなくて一番良いのは、そうだ。
忘れてたんだ、感覚の事。何時も何にも気付かないし痛いのが当たり前だから、快い状態も忘れてた。感覚を意識するだけ苦しいし一時繫げられるだけの線だから、無意味だと思って暫く、思考の船旅を凄く楽しんでいたんだ、はは、白河夜船と言う程長い旅でも無いがさ、ずっと…ずっと楽しみ続けて居た。今日は何を考えるか、今日は此れが気になる、面白い事は無いがつまらない事は此処だ、
楽しくない世界に、色を上塗り出来て何も見えなく出来るのは思考なんだ、そして其の応用と更なる持続が創作、其の結果は未だ描くには早いね。だけれども僕は考える事がずっと、何日も楽しかったと感じてた気がする、少し大変な日も、凄くつまらない日も、延々長々と考えて考えて遊んで居たら、世界が変わって綺麗な紙芝居になるんだ。すると、止められなくてさ。
思い当たる後付けの理由なら此れかな、趣味に過ぎないんだけどね。だが往々にして僕の趣味行動思想は、現実を憎んでそして距離を創るらしいんだ、受け付けない。創作は創作だよ、器の命が削れる作業。創作をすると思考を繰り返す時より遥かに苦しくなる、最近其れに耐えられないから中々創作に手が付けられないのも有る。
無理して壊したら死ぬしかないけど、そしたら僕は約束を守れない。だから壊して死ぬ事は僕は余りしたくない。君があの日止めてくれた、もっと僕は首を吊ってたよ。もっと、何度も。下手だからね。だから約束は守りたい、其れに君は人間じゃないから信じられる。
何処話してたんだっけな。
まあ取り敢えず、僕が思考に夢中で段々感覚を忘れておざなりにして、もしかしたら疲れて意識が戻せなくなったのか倒れたのかだね。眠った様な感覚は全然無いのだけれど、一応動いて無かったんだし疲れて居たから動けなかった可能性が有る。疲れも…今は感じる。創作の為の勉強をして居る、知識は材料だ。…。
僕も弱くなったねえ、家族が増えれば増える程そう思う時に出会う、自分がどんどん塊ですら無くなって行く、存在するのに必要な物を塊として、其れが減って行ってる。以前の無理も大概だが、逃げ場探しに追われてた以前と訳が違うから比較には少し脆いな。創作は命を削ってでも行う作業だ、僕はまた感覚を忘れて苦しみから逃げきらない努力をしないと行けない。確かにそうだ、実感の無い苦しみが有った。苦しくないと言うか、…うーん。どうかな、記憶の精度は低い。
僕は君を泣かせたくは無いし今回泣いてた事が不思議でならなかったんだよ、ごめんね。でも僕は君を愛する、愛するのだから努力を重ねて再発を防ぎ、君をまた笑顔にして遣るべきだ。何時でも美しい君を泣かせるのは、描いた絵に刃物を立てて乱雑に壊すのと、同意無く作品を棄てるのと同じ。犯罪的でならないね、ごめん。多分、空白は空白の儘だけど、推測で頑張るよ、何とか出来る筈だ。
アタ君も。
君もよく頑張って居たんだ、本当に苦しい中。僕を呼んでくれた、おはようって返してくれた君に本当はもっと感謝すべきなんだろうな、今思えば僕は解決に必要だったのか、だから君は起こした。最も君が荒れ狂ったのだろう、一番苦しみに藻掻いたのが君だとは思う。
空白が空白じゃないのは、よく分からないな。でもきっとそうだ、僕が弱って来てるから制御出来なくなって誰も分からない場所に隔絶されたんだ、弱って来て…扨ね、若さと言う意味を疑うよ、人間の体って若い内はどんな事にも使えるんじゃなかったのだろうか、其れとも消耗が激しいかな。何れにせよ駄目な様だ。
無理をしないと動けない、動かないと僕が可笑しくなる。暫く思考の船旅は止めて、無理と休息、そして努力の方に方向を変えないと、此の世には永遠が無いんだ。そんな理由よりも、もう少し、感情的に、そして責任を持って家族と相対しよう。
そう思うよ、どうか倖運を。今は、僕にもお恵み下さい、今殺されたら悲しむ親友が居る。どうか倖運を。
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